P22P23 国文学研究資料館蔵
(読み)
奈良晒
奈らさらし
ならさらし
麻 の最 上 ハ南 都也 近 国 より其 品 数 々 出れとも染 て色
あさ さいじやう 奈んと きんごく そのし奈可ず そめ いろ
あさのさいじょうはなんとなりきんごくよりそのしなかずかずでれどもそめていろ
よく着て身尓まとバ須汗 をはじく故 尓世尓奈良
き ミ あせ 由へ よ 奈ら
よくきてみにまとばずあせをはじくゆえによになら
晒 とて調 宝 春る也 極 の字うるし判 ハ生平 の時 能改 め判 なり
さらし ちやう本う 者ん きひら とき あら多 者ん
さらしとてちょうほうするなりきわめのじうるしばんはきひらのときのあらためばんなり
晒 阿げての改 め判 ハ南都 御呉服 尺 巾
ごふくさし者ゞ
さらしあげてのあらためばんはなんとおごふくさしはば
壱 尺 壱 寸 長 六 丈 七 尺 五寸 と
いっしゃくいっすんたけろくじょうななしゃくごすんと
朱 印 有 四 尺 切 を取 てあまり五丈 四 尺 有◯
し由ゐん きれ
しゅいんありよんしゃくきれをとりてあまりごじょうよんしゃくあり
木津晒 奈らと同 し
きづ
きづさらしならとおなじ
然 共 染 て地やハら可に着心 奈らのことく尓志よりつき奈くて心 よ可ら須
ぢ きごゝろ
しかれどもそめてぢやわらかにきごごろならのごとくにしょりつきなくてこころよからず
(大意)
略
(補足)
「最上」、「最」のくずし字は「宀」+「取」。
「南都」、『なんと【南都】① 京都を北都というのに対し,奈良のこと。 ↔北都
② 比叡山延暦寺を北嶺というのに対し,奈良の興福寺のこと。「―の大衆(だいしゆ)ひた甲(かぶと)七千余人」〈平家物語•4〉』
「生平」、『きびら【生平・黄〈帷子〉】さらさない麻糸で平織りにした布。男子の夏物,特に羽織に用いた。季夏』
「着心」、『きごころ【着心】→着心地(きごこち)に同じ』
麻糸を織って布にするのも大変だったとおもいますが、この画のようにそれらを晒す工程もこれまたとんでもなく手数をかけたのでしょう💦




































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