P11_1 同志社大学デジタルコレクション所蔵
(読み)
◯鹿(志可)能徒の細工のでん
しか のつのざいくのでん
蚰蜒(奈めくじ)を湯尓煑(尓)多てその奈可へ角(つの)を
なめくじ をゆに に たてそのなかへ つの を
入 煑るときハや王ら尓奈るなり
いれにるときはやわらになるなり
か多くする尓ハ甘草(可んざう)のミづ尓つけ
かたくするには かんぞう のみずにつけ
連バよし
ればよし
(大意)
略
(補足)
なめくじは辞書でも日本語変換でも「蛞蝓」とでますがここではちがう漢字です。
「煮」の下の部分(灬の部分)は、もともと「火」が変形したもので、部首名は「れっか」(または「れんが」)ですが、その元は「煑」で異体字。
「甘草」、『かんぞう ―ざう【甘草】① マメ科の多年草。中国北部に自生。高さ1メートル 内外。全体に腺毛があり,羽状複葉を互生。晩夏,葉腋に淡紫色の蝶形花が総状につく。根に甘みがあり,乾燥させて鎮咳・鎮痛・解毒などの薬用とし,また甘味料とする。アマキ。アマクサ。季夏② →1の根を乾燥したもの。特異なにおいがあり味は甘い。主成分としてグリチルリチンを含み,矯味・緩和・鎮咳・去痰薬として用いるほか,消化器の潰瘍(かいよう)などにも用いられる』。名前のとおりの甘い草。
ほんとうにそんなふうにしてやわらかくなるのかどうか、AIにきいてみました。
『江戸時代の古文書などの伝承(『廣益秘事秘伝』や『手品独稽古』など)には、「ナメクジを煮た湯で鹿の角を煮ると柔らかくなる」という記述が実際に残されています。
しかし、現代の科学的な視点から見ると、これはナメクジの効果ではなく、「単に熱湯で長時間煮たこと(熱と水分)」によって鹿の角が一時的に扱いやすくなっただけと考えられています。
この現象の背景には、以下のような理由があります。
• 科学的な理由(熱と水分):鹿の角は主成分が骨(リン酸カルシウムなどの鉱物)とコラーゲン(タンパク質)でできています。これを熱湯でじっくり煮たり、数日間水につけたりすると、水分を吸って一時的にわずかに柔らかくなり、加工しやすくなります。
• なぜナメクジなのか:昔の人は、ナメクジの「ドロドロして柔らかい性質」や「物を溶かすようなイメージ(粘液)」にあやかって、硬いものを柔らかくする効果があると信じ、おまじないや民間療法(秘伝)として取り入れたと考えられています。
現代において鹿の角を削ったり加工したりする場合は、ナメクジを使う必要はまったくなく、「数日間水につけておく」か「お湯でしっかり煮る」だけで同じ効果(むしろ衛生的な効果)が得られます』。
う〜ん🤔・・・。






