P1 国文学研究資料館蔵
(読み)
紺 青 緑 青 製 法
こんしやうろくせ うせい本う
こんじょうろくしょうせいほう
銀 山 銅 山 の精 氣より出 生 春る也 慶 長 年 中
せいき
ぎんざんどうさんのせいきよりしゅっしょうするなりけいちょうねんじゅう
摂 州 多田の銀 山 より
せっしゅうただのぎんざんより
本り出須それよりして諸 国 尓お本く本り出須也 其 以前 ハ唐 より
ほりだすそれよりしてしょこくにおおくほりだすなりそれいぜんはとうより
王多る者゛可り尓て日本 尓ハ堀 出須事 なし
わたるば かりにてにほんにはほりだすことなし
然 シ元 明 天 皇 和銅 六 年
しかしげんめいてんのうわどうろくねん
上野 国 より紺 青 を献 上 し朱 雀院 長 久 二年 尓
かずさのくによりこんじょうをけんじょうしすざくいんちょうきゅうにねんに
摂 津 国 より紺 青 を献 上 春ること
せっつのくによりこんじょうをけんじょうすること
扶桑 略 記尓見え多れハ昔 より我 国 尓あること知 べし製 法 ハ山 より
ふそう里やくき
ふそうりゃくきにみえたればむかしよりわがくににあることしるべしせいほうはやまより
掘 出し多るをうす尓てつきく多゛起水 飛春る也
ほりだしたるをうすにてつきくだ きすいひするなり
(大意)
略
(補足)
「紺青」、『① 鮮やかな明るい藍(あい)色。濃く深みのある青色。② 青色顔料の一。。日光や酸に強い。ベルリン青。ベレンス。プルシアン-ブルー。』
「元明天皇」、『げんめいてんのう ―てんわう 【元明天皇】[661〜721]第四三代天皇(在位[707〜715])。名は安閇(あべ)。天智天皇の皇女。母は蘇我倉山田石川麻呂の娘。草壁皇子の妃。文武・元正両天皇の母。在位中に,和同開珎鋳造,平城遷都や「古事記」「風土記」の編纂が行われた』
「朱雀院」、『すざくいん ―ゐん 【朱雀院】平安時代の後院の一。嵯峨天皇以後,代々の天皇が譲位後に住んだ御所。朱雀大路の西,三条の南に八町を占めていた』
「扶桑略記」、『ふそうりゃっき ふさうりやくき 【扶桑略記】歴史書。三〇巻,うち一六巻分と抄本とが現存。皇円著。平安末期成立。神武天皇から堀河天皇までを漢文・編年体で記す。六国史以下の国史・記録類,諸寺の僧伝・縁起などを抄録する。仏教関係の記事が多い』
「水飛」、『すいひ【水簸】土粒子の大きさによって水中での沈降速度が異なるのを利用して,大きさの違う土粒子群に分ける操作。陶土を細粉と粗粉に分けたり,砂金を採集する場合などに用いる』
おもに日本画に用いられている紺青の製法についての説明です。
しかし、18世紀中頃に輸入されたベルリン藍ことベロ藍、歌川広重をはじめ北斎や同時代の絵師たちがさかんに使いました。






