P26P27 国文学研究資料館蔵
(読み)
河 内小山 團扇
可ハちこや万うち王
かわちこやまうちわ
柄ハ丸 竹 尓て志ぶうち王也 大 小 いろ\/有 名 物 尓て貴人
ゑ まる多け き尓ん
えはまるたけにてしぶうちわなりだいしょういろいろありえいぶつにてきにん
高 家へも召 上 られ又 農 工 商 買 の人 \/尓も賞 翫 せら
可うけ めし阿け しやうくハん
こうけへもめしあげられまたのうこうしょうばいのひとびとにもしょうが んせら
るゝ團扇 也◯和州 奈良團扇 又 名 物 也
るるうちわなりわしゅうならうちわまためいぶつなり
小山 ハつよ起を専 とし奈良ハ花
せん く王
こやまはつよきをせんとしならはきゃ
奢 を㐧 一 と須其 外 京 大 坂 尓も此 細 工多 し◯
しや このさいくお本
しゃをだいいちとすそのほかきょうおおさかにもこのさいくおおし
肥前 小城團扇 又 名 産 也 六 月
ひせんおき
ひぜんおきうちわまためいさんなりろくがつ
十 五日 此 所 の祇園 祭 有 参 詣 の人 か奈ら須゛みやげ尓
きおんまつり阿りさんけい
じゅうごにちこのところのぎおんまつりありさんけいのひとかならず みやげに
買 て隣 近 所 能進 物 と須
可い と奈りきんしよ
かいてとなりきんじょのしんもつとす
(大意)
略
(補足)
「小山」、このフリガナに変体仮名「万(ま)」が使われてます(とおもいます)。「ま」の変体仮名はほとんどが「満」で、「万」はめずらしい。
「志ぶうち王」、『しぶうちわ ―うちは【渋〈団扇〉 】柿渋を表面に塗った団扇。丈夫なので,火をおこすときなどに使った。季夏』
「和州」、『わしゅう ―しう 【和州・倭州】大和(やまと)国の別名』
「花奢」、「華奢」(かしゃ。きゃしゃ)でしょう。
「進物」、「進」のくずし字(「彳」+「と」)は「近」(「亻」+「と」)とそっくりです。
団扇屋さんの看板はやはり「団扇」(小山團いろ\/)。
渋団扇の作り方はいまでも全く同じです。すっかりプラスティックの安物になってしまいましたが、渋団扇ほしいなぁ。お値段は目がまんまるくらいなってしまうけど、買おうかなぁ♪
出来上がった団扇をかさねて置いてある棚の窓は格子窓なのでしょうか。おしゃれです。






