P35 国文学研究資料館蔵
(読み)
灰 吹
者いぶき
はいぶき
灰 吹 ハ竿 銅 を南 蛮 吹 尓して銀 を志本る也 灰 をこねて
さをあ可ゝね
はいぶきはさおあかがねをなんばんぶきにしてぎんをしぼるなりはいをこねて
ふいごの口 へ土手をつきてふく也 故 尓灰 吹 といふ銀 の上 品 を南
奈ん
ふいごのくちへどてをつきてふくなりゆえにはいぶきというぎんのじょうひんをなん
鐐 と云 又 軟 挺 とも云 尒雅 尓い者く白 金 古連を鈷といふ其 美なる
里やう なんてい じ可゛
りょうというまたなんていともいうじが にいわくしろがねこれをこというそのびなる
毛のを鐐 と云 云ゝ 又 印 子と云 ハ
いんす
ものをりょうといううんぬんまたいんすというは
准 南 王 劉 安 上 金 の上 尓劉 の字を
王い奈ん王う里 うあん
わいなんおうりゅうあんじょうきんのうえにりゅうのじを
き佐満せられ多る金 なり続 博 物 志尓見へ多り
ぞく者くふ川し
きざませられたるきんなりぞくはくぶつしにみえたり
たゝら可べ 水 本゛うき尓てミづう川所 春者゛い 春者゛いおけ
たたらかべ みずぼ うきにてみずうつところ すば い すば いおけ
たてつち者゛
たてつちば
(大意)
略
(補足)
「灰吹」、『はいふきほう はひ―はふ 【灰吹き法】
金・銀などを精錬する方法。炉(反射炉の一種)の下面にくぼみをつけて灰を詰め,その上に載せた金・銀と鉛との混合物を加熱して鉛を溶かし出して灰に吸収させ,金・銀を採取する』。『はいふきぎん はひ― 【灰吹き銀】
灰吹き法で精錬した銀。室町中期以降,銀地金(ぎんじがね)として用いられた』
「南鐐」、『なんりょう ―れう【南鐐】
① 上質の銀。精錬された美しい銀。南挺(なんてい)。「―を以て作りたる金の菊形」〈義経記•6〉
② 二朱銀の通称。表面に「以南鐐八片換小判一両」と刻まれていた。南挺』
「尒雅」、『じが 【爾雅】
中国最古の辞書。三巻。経書,特に詩経の訓詁解釈の古典用語を収集整理したもの。紀元前二世紀頃成立。現存の書は釈詁・釈言・釈訓など一九編に分類されている。十三経の一』
「准南王劉安」、『りゅうあん りう―【劉安】
[前178頃〜前122]中国,前漢の学者。漢の高祖の孫。淮南王(わいなんおう)に封ぜられ,「淮南子(えなんじ)」を撰し,武帝から尊重されたが,のちに謀反が発覚し自殺した』
「続博物誌」、『はくぶつし 【博物志】
① 中国,晋(しん)代の民俗風物誌。一〇巻。張華著。山川・物産・外国・異人・異俗・獣鳥虫魚・薬物・服飾・器名などについて記した書。宋代の「続博物志」はこの書にならって李石が著したもの』
右から2番目の職人さんが左手で、くじを引かせるような仕草をしています。これは説明文にあるように、小さな箒(ほうき)で水をうっているところなのでした。






