P104 「船橋市西図書館所蔵」「画像の無断ダウンロード禁止」
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(読み)
越 後國 雪 中 布 晒 之図
えちごのくにせっちゅうぬのさらしのず
縮(チゝミ)ハ越 後 国 柏 嵜 小千谷千 手
ちじみ はえちごのくにかしわざきおじやせんじゅ
塩 沢 十 日町 よりい多゛す物 ハ皆
しおざわとおかまちよりいだ すものはみな
縞 或 ハ紺 可゛すり尓て島 堀 辺
しまあるいはこんが すりにてしまほりあたり
ハ白 縮 を専 らとし下(シモ)谷 辺 尓て
はしろちじみをもっぱらとし しも たにあたりにて
苧麻(マヲ)を多 く養 ふ苧麻ハ
まお をおおくやしなうまおは
麻 尓似てその葉桐 のごとし
あさににてそのはきりのごとし
夏 刈 とつて皮 を剥 石 灰 と稲
なつかりとってかわをはぎせっかいといな
灰 のあく尓てさらし煎 天
ばいのあくにてさらしいりて
細(コマカ)尓破(サ)き紡(ヨリ)を可けて布 に
こまか に さ き より をかけてぬのに
織り晒 屋尓王多すさらしや
おりさらしやわたすさらしや
又灰汁(アク)尓てさらし降 積 雪 尓
また あく にてさらしこうせつゆきに
敷 可さ年雪 尓うづミてさらす
しきかさねゆきにうずみてさらす
由ゑ尓白 き事 ゆきのことし
ゆえにしろきことゆきのごとし
(大意)
略
(補足)
雪に晒している布に目がゆく前に、手前の大きく太い松が見事。松独特のひび割れた樹皮の様子や瘤(こぶ)、枝の張り具合、とがった松葉に積もる雪。その向かいの松の木はひょろっとさせて対比させようとしたのか、遠近がねらいか。
山を描けば小川を入れるのはお約束で、ここでは川の水は流れているのか凍っているのか、凍っているものや氷を描くのは難しいはず、そういえば北海道の氷を輸出する物産図会がありました。
働いていれば寒くないのか、重ね着している人はひとりもいませんね。
この画のもとは、鈴木牧之(すずきぼくし)の著書『北越雪譜(ほくえつせっぷ)』(天保年間刊)「雪中晒縮図(せっちゅうちぢミをさらすづ)」によっています。














