P10P11 国文学研究資料館蔵
(読み)
炭 焼 圖
春ミやきのづ
すみやきのず
炭 諸 国 より多 く出る中 尓日 向 國 ト紀州 熊 野より
すみしょこくよりおおくでるなかにひゅうがのくにときしゅうくまのより
出る毛の其 性 よろし摂 州 池 田奥 山 より出る毛の炭 の
でるものそのしょうよろしせっしゅういけだおくやまよりでるものすみの
名 物 也 又 和泉 の横 山 炭 名 品 也
めいぶつなりまたいずみのよこやますみめいひんなり
是 ハ枝 炭 也 い徒゛連も山 尓炭 竈 を
可ま
これはえだすみなりいず れもやまにすみがまを
春えてやく也 春ミ可゛満ハ木薪 の出シ入 勝 手よ起所 尓す由る也
すえてやくなりすみが まはきまきのだしいれかってよきところにすゆるなり
哥 尓ハ小野能すミ可゛満をよめり小野ハ山 城 の国 愛宕 郡 なり
をたぎ
うたにはおののすみが まをよめりおのはやましろのくにおたぎぐんなり
此 穴 を四ツめと云 可まへすミ木をくべこむてい せいらう石
このあなをよつめという かまへすみぎをくべこむてい せいろうせき
炭 木を出須てい うハ屋
すみぎをだすてい うわや
(大意)
略
(補足)
この説明文でも「品」と「所」のくずし字が使われています。やはりそっくりでまぎらわしいです。
「哥尓ハ」の歌を検索するとAIの概要が得られました。
『山城国愛宕郡小野(現在の京都市左京区上高野・八瀬周辺)は、平安時代から炭の産地(炭竈の里)として知られ、和歌や物語にその風景が詠まれています。代表的な歌は、曾禰好忠(そねのよしただ)が『新古今和歌集』などで詠んだものです。
「おのの原 たなびくくもは 炭かまの けぶりならね けふもふる雪」
(小野の原にたなびく雲は、炭竈の煙ではない、今日も降る雪よ)』。
「此穴を四ツめと云」、どこに穴があるか探してしまいますが、軒の下にある煙の出ている四つの穴。






