P89 「船橋市西図書館所蔵」「画像の無断ダウンロード禁止」
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(読み)
同 國 松 島 景 並 埋 木細 工之図
どうこくまつしまけいならびにうもれぎざいくのず
松 島 ハ日本 三 景(ケイ)の一 塩竃(シオカマ)より
まつしまはにほんさん けい のひとつ しおがま より
舟 路二里余 左 ハ磯(イク)つゞき右 ハ
ふなじにりあまりひだりは いく つづきみぎは
海(カイ)口尓して島 ゝ の数(カズ)を尽(ツク)し後(シリヘ)ニ
かい ろにしてしまじまの かず を つく し しりえ に
峙(ソバタ)ち前 尓匍(ハラ)ひ或 ハ向 ひま多ハ
そばだ ちまえに はら いあるいはむかいまたは
うそむきて松(シヤ)樹 枝 を伸 屈
うそむきて しゃ じゅえだをのびくっ
て其 首尾(シユヒ)を粧(ヨソホ)ふて風 色 最 も
てその しゅび を よそお うてふうしょくもっとも
濃 奈り又 埋 木ハ名取 郡 名取
こくなりまたうもれぎはなとりぐんなとり
川 より産(サンズ)此 ハ年 久 敷 水 中 尓沈
がわより さんず これはとしひさしくすいちゅうにしず
ミし木尓て純黒(シユンコク)或 白斑(ハクハン)ありその
みしきにて じゅんこく あるいは はくはん ありその
質(シツ)ハ烏木 の如 く多 く硯筥枝(スゝリハコシ)
しつ はうぼくのごとくおおく すずりばこし
折 菓子皿 其 他(タ)種々(イロ\/)の細 工を奈須
おりかしざらその た いろいろ のさいくをなす
(大意)
略
(補足)
「同國」、陸前国。
「埋木細工」、『約500万年前(地質時代)の樹木が地中で炭化した「埋れ木」を削り出して作る、宮城・仙台・松島地域の伝統工芸品。仙台の青葉山から、約500万年もの歳月をかけて炭化した「埋木」が発見されたのは,1822年(江戸・文政5年)』。
「烏木」、『うぼく【烏木】黒檀(こくたん)の異名』。
沖に見える山に金花山の札書きあり。これら島々、松の樹の枝々の様を詞書きで形容しているのですが、どうもゴツゴツして文章としては下手くそに感じます。
黒の埋れ木が欄干に7枚、ガラス障子の腰板に1枚そして欄間の上に1枚あって、当時はこんなに大きいものがあったようです。赤い毛氈のうえにある小さなお盆や小物なども埋れ木のよう。ガラス障子のガラスの表現がうまいですね、埋れ木がガラスをとおしてみえているところは灰色っぽくなっています。
ここに描かれている御婦人二人は、いままでとことなって日本画風になっています。お二人とも日本髪が丁寧に描かれています。立ち姿の御婦人は十頭身くらい、縦縞の着物のひだを濃淡だけで表現していて上手。
松島は何度かいきましたが、やはりきれいでした。














