P26P27 国文学研究資料館蔵
(読み)
鯨 吹 レ氣 図
くしらふく きをつ
くじらきをふくず
鯨 潮 を吹 をけを吹 と云 也 是 を遠 見より見つけて相 図の
くしらし本 ふく とをみ あいづ
くじらしおをふくをけをふくというなりこれをとおみよりみつけてあいずの
志らせ阿れバ鯨 つき舟 を出してもり尓て突 とむる也 もりに
つき
しらせあればくじらつきふねをだしてもりにてつきとむるなりもりに
両 刃阿り一 方 ハ短 く一 方 ハ長 し上 へむけて奈ぐる時
里やう者 とき
りょうばありいっぽうはみじかくいっぽうはながしうえへむけてなぐるとき
下 へ於ちさ満尓鯨 尓阿多る
したへおちざまにくじらにあたる
也 鯨 驚 きて者袮まハる尓従 ひてもりハ深 く者いると也
おとろ し多可 ふ可
なりくじらおどろきてはねまわるにしたがいてもりはふかくはいるとなり
鯨 舟 十 六 艘 頭 舟
そう可しらふね
くじらふねじゅうろくそうかしらふね
二そう先 尓立 也 舟 一 艘 尓人 数 十 四人 づゝ頭 を於き
にそうさきにたつなりふねいっそうににんずうじゅうよにんずつかしらをおき
やいと云 もりつきを者多゛しと云
やいというもりつきをはだ しという
舟 一 そう尓ともろ一 丁 王きろ一 丁 其 外 一 方 に
ふねいっそうにともろいっちょうわきろいっちょうそのほかいっぽうに
三 丁 徒゛ゝ以上 八 丁 一 丁 尓二 人可ゝり也
さんちょうず ついじょうはっちょういっちょうにふたりがかりなり
(大意)
略
(補足)
表題の「吹」と「氣」の間にある「レ」はレ点。
鯨のお目々がかわいらしい。潮吹きの画は見事!そのまま植木鉢に入れれば何か植物の画にもなりそうです。
以前、米国のサンノゼからすぐのところモンレーの港で、ホエールウオッチングツアーに参加したことがります。ツアー前日まで数日間嵐で、当日は絶好のツアー日和。ブルーホエール(シロナガスクジラ)を何頭も間近で見ることができました。なにしろデカイ!ちょうど25mプールくらいの長さがあります。そして潮吹きの迫力がこれまたすごかった。あたりに悪臭とまではいかないけど、磯の匂いが腐ったような臭気が当たり一面に漂いました。あんな巨大な生き物を小型舟と銛でしとめるのだから、命がいくつあってもたりません。






