P51 国立国会図書館デジタルコレクション蔵
P51_1
(読み)
紀伊 國 密柑 山 畑 之圖
きいのくにみかんやまばたのず
蜜柑(ミ可ん)ハ枝(ゑ多゛)尓刺(者リ)阿りて旧 五月
みかん は えだ に はり ありてきゅうごがつ
の頃(ころ)尓白 花 越開(ひら)き其 匂(尓本)ひ
の ころ にしろはなを ひら きその にお い
甚(者奈者)多゛香(可ん)者゛しく九月 尓い多
はなは だ かん ば しくくがつにいた
里実(ミ)青(あ本)く冬(ふ由)尓いたり天
り み あお く ふゆ にいたりて
生(せい)熟(じゆく)春紀伊の國 の産(さん)盤
せい じゅく すきいのくにの さん は
其(その)気味(きミ)甘美(可んび)なること他(多)尓比(ひ)
その きみ かんび なること た に ひ
類(るい)なし実(じつ)尓柑(可ん)中(ち う)の冠(く者ん)多
るい なし じつ い かん ちゅう の かん た
りといふべし各(可く)郡(ぐん)夥(おひ多ゞ)しく
りというべし かく ぐん おびただ しく
産(さん)春゛といヘども有田郡(あり多ご本り)越第 一
さん ず といえども ありたごおり をだいいち
等(登う)と春此(この)郡 より輸出(ゆしゆつ)春ること
とう とす この ぐんより ゆしゅつ すること
凡 百 五十 万 箱(者こ)尓至(い多)連りとぞ
およそひゃくごじゅうまん ばこ に いた れりとぞ
(大意)
略
(補足)
わたしのBlogの一番の目的は変体仮名の読みにありますので、この画の詞書き(背景に蜜柑色の飾りを入れていておしゃれ)は願ってもない練習文章になっています。変体仮名がたくさん使われています。
「山畑」、『やまばた【山畑】山にある畑。山地につくった畑。』
「夥しく」、フリガナは「おひ多ゞ」とあって、「ひ」が確認できません。
画は緑がいっぱい。その濃淡だけで奥行や山腹の起伏を表現していてうまいなぁ。昔も今も収穫は手作業、大変です💦













