P5 国立国会図書館デジタルコレクション蔵
P5_1
(読み)
木綿 ヲ摘 採ル圖
もめんをつみとるず
河 内 國
かわちのくに
凡(およそ)草 綿 ハ蚕(可いこ)尓次(つ起゛)天糸(いと)尓とり
およそ くさわたは かいこ に つぎ て いと にとり
布(ぬの)尓製(せい)し人間(尓ん个゛ん)の用(よう)越なす
ぬの に せい し にんげ ん の よう をなす
こと廣(ひろ)起もの奈りまづ四月 の中(うち)
こと ひろ きものなりまずしがつの うち
尓種(多年)越蒔(ま起)天五月 尓至(い多)り天
に たね を まき てごがつに いた りて
描(奈へ)四 寸 六 月 尓い多りて莟(つ本゛ミ)を生(せ う)じ
なえ よんすんろくがつにいたりて つぼ み を しょう じ
七 月 中 より追 々 花 開(者奈ひら)起八 月 耳
しちがつじゅうよりおいおい はなひら きはちがつに
桃 志゛由久し九月 尓至(い多)り実開(ミひら)きて
ももじ ゅくしくがつに いた り みひら きて
綿(王多)越あらハ須毎(まい)日 巡(まハ)りて次第(し多゛い)尓
わた をあらわす まい にち まわ りて しだ い に
取集(とりあつ)め晴天(せいてん)尓干(本)して収(おさ)むるもの也
とりあつ め せいてん に ほ して おさ むるものなり
(大意)
略
(補足)
詞書き(ことばがき)の巻物は色がかわって黒灰色。
「河内國」、『かわち かはち 【河内】① 旧国名の一。大阪府南東部に相当。五畿内の一。河州(かしゆう)』
赤い着物の御婦人の右上に[綿をくる]と赤紙を貼り付けたような説明文があります。この図会では画の中の説明文はみなこのようになっています。
「綿繰り」、『収穫したばかりの綿花(実綿)から硬い種子を取り除き、ふわふわの繊維だけを抽出する伝統的な加工工程のこと』。YouTubeで実際の行程を見ることができます。
摘んだ綿を運ぶのは老婆と子どもにもできる仕事で、他のご婦人方を拡大してみると、年令の幅を意識して描かれているようです。
空の青、遠景の赤、地面の緑、濃淡がきれい。











