P27 国文学研究資料館蔵
(読み)
金 山 淘 汰 繪
きんさん可ね由り
きんさんかねゆりのえ
金 山 ハ本り出し多る者く石 をく多゛起て石 う春にて飛き可
きんさんはほりだしたるはくいしをくだ きていしうすにてひきか
らう春尓てつき猫 田奈可゛しに可けてその上 を板 ゆりに可くる也
らうすにてつきねこだなが しにかけてそのうえをいたゆりにかくるなり
此 者多らき人 ハ賃 をとら春゛衣 裳 尓志ミ付 多る金 の粉 を取 て
ちん
このはたらきにんはちんをとらず いしょうにしみつきたるきんのこなをとりて
その日能いと奈ミと春る也 昔 ハとぢ金 といふて黄 金 一 可多満りに
む可し
そのひのいとなみとするなりむかしはとじきんというておうごんひとかたまりに
可多満里多る可゛出个れとも今 ハそれハ甚 多゛まれ尓て
者奈ハ
かたまりたるが でけれどもいまはそれははなはだ まれにて
唯 者くいし者゛可りなりい尓しへミちのく山 尓こ可゛ね
多ゝ
ただはくいしば かりなりいにしえみちのくやまにこが ね
花 さくといへるハとぢ金 奈るべし
はなさくといえるはとじきんなるべし
板 取 猫 田流 し
いたどり ねこだながし
(大意)
略
(補足)
数頁前に「銀山淘汰の繪」があって、そこでは「金山の板由りのごとく」と今回の内容が先取りされていました。
現在でも金鉱石(鉑石)から金をとる方法は、このときとほとんど変わらず、変わったのは人力ではなく動力によることくらいです。
猫田流しの職人が座っている椅子の脚がきちんと描かれていたり、から臼で砕いている繪がちゃんと砕きおわったものが細かくなっていたり、この絵師は人物は下手ですが、このようなところは丁寧です。







