P30P31 国文学研究資料館蔵
(読み)
天 満市 側 松 茸 市
てんまいちの可ハまつ多けいち
てんまいちのがわまつたけいち
大 坂 天 満橋 の北 つめより天 神 橋 の北 徒゛めの間 是 を
てんま者゛し き多 てんじん者゛し
おおさかてんまば しのきたづめよりてんじんば しのきたづ めのあいだこれを
天 満市 の町 と云 青 物 干 物 等 能大 市 毎 日
て う あをもの可んぶ川とう まい尓ち
てんまいちのちょうというあおものかんぶつとうのおおいちまいにち
毎 夜繁 昌 也 松 多けの頃 殊 尓賑 ハし松 茸 市 ハ夜 なれハ
まいよ者んしやう ころこと 尓き
まいよはんじょうなりまつたけのころことににぎわしまつたけいちはよるなれば
松 明 を
多いまつ
たいまつを
と本゛して商 ふ播 州 能勢勝 尾等 能山 々 よりおび多ゝしく出ツ又
あき奈 のせ可つをとう やま
とぼ してあきなうばんしゅうのせかつおとうのやまやまよりおびただしくいずまた
丹 波より多 く来 る◯京 都尓ハ高 倉 通 錦 下 ル町 尓
多ん者 きやうと 多可くらとをり尓しき
たんばよりおおくきたる きょうとにはたかくらとおりにしきくだるちょうに
松 茸 市 阿り
まつたけいちあり
甚 多繁 昌 也 京 い奈り山 高 雄山 龍 安 寺等 能
た可を 里やうあんじ
はなはだはんじょうなりきょういなりやまたかおやまりょうあんじとうの
松 茸 名 物 也
まつたけめいぶつなり
(大意)
略
(補足)
「北つめより」、「北」のくずし字は超初心者が春夏秋冬を学ぶときに、どうしてこれが「北」なのだと驚くくずし字です。「添」の「天」の中にある部品と同じ形です。「北」とは別の漢字と理解して覚えたほうがよさそう。
松明3本の明かりの中、ひとりは縁台に立ってセリの音頭をとり、もう1人は籠に入った松茸を仲買人たちに見せているところ。指のかたちでセリ値を示しているようです。
部屋の奥では黒い海苔巻のようなものがありますが、何でしょうコレ?
籠の中の松茸を見ると、すべてカサが開ききってしまって、現在の椎茸のように見えます。当時は天然の松茸は椎茸よりもたくさんとれていて、椎茸のほうが高級品でなかなか口にできなかったと言われています。






