P23 国立国会図書館デジタルコレクション蔵
P23_1
(読み)
安房 國 水 仙 花
あわのくにすいせんか
安房(あ者)ハ北 面 上総(可づさ)の山脈(さんミやく)
あわ はほくめん かづさ の さんみゃく
連(つら奈)り東 西 南 ハ海 尓接(せつ)ス
つらな りとうざいみなみはうみに せっ す
故(ゆゑ)土地暖(あ多ゝ)可奈るをもつて
ゆえ とち あたた かなるをもって
水 仙 花秋 の末(すゑ)より花
すいせんかあきの すえ よりはな
阿り多 く海濱(かいひん)尓自(じ)
ありおおく かいひん に じ
生(しやう)して最美貌(もつともびゑん)なり四
しょう して もっともびえん なりし
葉(ゑふ)一 窠(か)尓して莖上(きやうじやう)耳
よう いっ か にして きょうじょう に
花 を開 六 辨(べん)にして清(せい)香(かう)
はなをひらくろく べん にして せい こう
阿り多く都下(と可)に出し
ありおおく とか にだし
て挿(さし)花尓供(く う)す
て さし ばなに きょう す
(大意)
略
(補足)
さて、甲斐国の白柿、葡萄とつづいたあとは安房国の水仙花、画はやはり左半分を巨大な水仙にして、三枚とも同じ効果をねらったものとなっています。三浦半島の観音崎から鋸山がのぞめますが、その麓と周辺が鋸南町といって江戸時代後期から現在も水仙の産地であります。舟が浮かんでいるのは東京湾です。
秋も末で、立ちがらしたのか刈り残したのか稲が黄金に輝いています。
「莖」、フリガナの「きやう」の「き」は変体仮名「支」か?














