P2P3 国文学研究資料館蔵
(読み)
八 月 枯 鮎
さびあ由
はちがつさびあゆ
正 字ハ鰷 とすへし鮎 の字ハ俗 也 此 魚 春 の初 海 と河 と能
ぞく うを者る 者しめうミ 可ハ
せいじははやとすべしあゆのじはぞくなりこのうおはるのはじめうみとかわとの
間 尓生 れ河 水 尓さ可の本゛る夏 尓奈りて段 々 尓生 長 し八 月
せいちやう
あいだにうまれかわみずにさかのぼ るなつになりてだんだんにせいちょうしはちがつ
より身尓さびを生 須゛それよりハ河 上 より下 りて海潮 さ可ひ尓て子を生 て
しやう うし本
よりみにさびをしょうず それよりはかわかみよりくだりてうしおさかいにてこをうみて
死春る也 八 月 の落 鮎 を取 尓ハ河 の奈可゛れをせきとめ
おち とる
しするなりはちがつのおちあゆをとるにはかわのなが れをせきとめ
真 中 を阿けて竹 の簀
まん奈可 す
まんなかをあけてたけのす
を敷 其 上 へ落 くるを取 也 此 竹 の簀を魚梁と云 也
しき や奈
をしきそのうえへおちくるをとるなりこのたけのすをなやというなり
鮎 ハ人 音 春れハ底 尓志づミて
ひとおと そこ
あゆはひとおとすればそこにしずみて
動 春゛故 尓是 をとる尓ハ静 尓して人 奈き躰 尓して
う古゛可 しづ可 てい
うご かず ゆえにこれをとるにはしずかにしてひとなきていにして
居る時 ハ鮎 可奈ら須落 来る也
いるときはあゆかならずおちくるなり
(大意)
略
(補足)
「枯鮎」、『さびあゆ【錆鮎】秋の産卵期の鮎。体に鉄錆のような赤みを帯びる。落ち鮎。季秋』
「鰷」、AIによる概要によると、
『訓読み:はや。音読み:チョウ、ジョウ、ショウ詳細「鰷(はや)」は、コイ科の淡水魚である「ウグイ」などの小魚の古称・総称です。細長い体型をしていることから、魚へんに「條(細長いものを表す)」を組み合わせてできた漢字です』とのこと。
もう2,30年前のこと、東北の鳴子温泉から山形の県境をこえたところに最上町というところがあって、その前後の河のあたりだったとおもいます。
この画とほとんど同じ鮎をとる梁が、それはそれは大きく作ってあって、どんどん竹の上ではねてとれるのを半日くらいみて楽しみました。もちろん何匹か焼いて食べました、うまかった。
川は水量がものすごく、流れの音もあって、この竹の梁を設置するのも命がけだろうなと、鮎をパクツキながらおもったものでした。






