P24P25 国文学研究資料館蔵
(読み)
伊吹 艾草
いぶきもぐさ
いぶきもぐさ
伊吹 山 ハ近 江美濃両 国 尓かゝり多る大 山 奈り和薬
いぶきやま 於ふミミの里やうこく 多いさん 王やく
いぶきやまはおおみみのりょうごくにかかりたるたいさんなりわやく
お本く出ツ中 尓も毛くさ名 物 也 古哥尓もよめり餘国
こ可 よこく
おおくいずなかにももぐさめいぶつなりこかにもよめりよこく
のよも起゛より莖 ふとく其 長 さ麻 のごとし山 下 の民 家尓是 を
くき あさ ミん可 これ
のよもぎ よりくきふとくそのながさあさのごとしやましたのみんかにこれを
かり取 てよくつきぬきもミぬきもぐさとて賣 也 其 白 きこと
うる
かりとりてよくつきぬきもみぬきもぐさとてうるなりそのしろきこと
雪 能ごとし◯下 野 国 日 光 山 のふもと標 地 原 の
由き しもつけく尓尓川くハうさん しめち可者ら
ゆきのごとし しもつけくににっこ うさんのふもとしめじがはらの
艾 又 名 物 也 是 毛
もくさまためいぶつなりこれも
歌 尓よめり〽只 たのめ志めち可原 能さしもぐさ我 世の中 尓阿らんかきりハ
う多によめり ただたのめしめじがはらのさしもぐさわがよのなかにあらんかぎりは
(大意)
略
(補足)
「近江」、「近」のくずし字は「イ」+「と」をくっつけたような形。
「〽只たのめ志めち可原能さしもぐさ」、
読み方: なほたのめ しめじがはらの さしもぐさ わがよのなかに あらんかぎりは
作者: 清水観音(清水寺の観音の託宣として伝わる歌)
収録: 新古今和歌集(巻第二十 釈教歌)現代語訳「それでもやはり(私を)頼りにしなさい。しめじが原のさしも草(のように胸を焦がして悩むことがあっても)、私がこの世にいる限りは(あなたを見捨てはしない)」
しめぢが原: 現在の京都・山科付近にあったとされる野原(標野)。
さしも草: もぐさの原料となるヨモギのことで、「燃える」や「思い焦がれる」という意味の掛詞として和歌によく用いられます。
背景: 苦難や悩みを抱えて清水寺に参詣した人に、観音様が「私がいるから安心して頼りなさい」と励ましを与える内容となっています。また、おみくじの和歌としても用いられています。以上AIによる概要でした。なんでも答えてくれますが、ときどきとんでもない間違いをしますので要注意です。しめぢが原が京都となってますけど、さて?
もぐさ(艾)とよもぎ(蓬)は「原料」と「加工品」という関係です。よもぎはキク科の植物であり、その葉の裏にある綿毛だけを集めて乾燥・精製したものが「もぐさ」です。もぐさは、お灸の熱源として使われます。
ちょうど今頃、伸び始めたよもぎを手でもぎながら収穫して、草餅をよく作りました。あんこは缶詰ですけど。素手でよもぎを摘むと指先が真っ黒になっていい香りですが、しばらくは指先はよごれたままです。
伊吹山は京都に出かけるとき、到着間近、右側に見えて山が迎えてくれました。
関西では伊吹山、関東では武甲山がセメントの産地で山の形が変わるくらい削り取られてます。






