P1 国文学研究資料館蔵
(読み)
日 光 膳 椀
ぜん王ん
にっこうぜんわん
下 野 国 日 光 山 江戸ゟ 三 十 一 里阿り此 所 より出る
しもつけのくににっこうさんえどよりさんじゅういちりありこのところよりでる
椀 膳 堅 地尓てつよし雑 用 尓便 りありとて
わんぜんかたじにてつよしざつようにたよりありとて
諸 人 賞 翫 する也 ◯心越禅師題詞 刀鋸刪出方圓器。
しょじんしょうかんするなり
膠漆塗来斤玉光。分与世間通貨宝。太平風雨拝君王
(大意)
略
(補足)
「心越禅師」、『東皐心越(とうこう しんえつ、崇禎12年8月21日(1639年9月18日) - 元禄8年9月30日(1695年11月6日))は、江戸時代初期に中国から渡来した禅僧。詩文・書画・篆刻など中国の文人文化、独立性易とともに日本篆刻の祖とされる』。
「雑用尓便りありとて」、う〜ん🤔・・・意味がいまひとつ不明です。
漢文はDeepLが、『刀と鋸で円形の器を削り出し 漆を塗れば玉のような輝きを放つ
これを世の通貨として分かち合い 太平の世、風雨の中、君王に拝礼する』と翻訳しました。
手動の轆轤(ろくろ)が目を引きます。紐をかけて手で回しますが、脚で回すものもありました。隣の部屋で眼鏡をかけた方は右手にヘラをもち椀に漆を塗っています。その奥の女性は食器棚のような箪笥に塗りたての漆椀をおさめていますが、これは漆風呂といって、漆を乾かす箱です。
ここでは3つの工程を描いていますが、実際はこの数十倍以上の時間と工程がかかります。




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