P17P18 国文学研究資料館蔵
P17
(読み)
「こゝろに志ハ
こころにしわ
ミのこらぬやう
みのこらぬよう
に命 のせん多く
にいのちのせんたく
を春るの多゛じゆ
をするのだ じゅ
者゛ん奈ら一 もん可゛
ば んならいちもんが
能りで春む可゛命
のりですむが いのち
のせんた
のせんた
く丹ハ
くには
小者゛ん金 で
こば んがねで
な个れバのり
なければのり
P18
可゛き可ねへ
が きかねえ
(大意)
「心にしわがよらぬように命の洗濯をするのだ。襦袢ならば一文の糊ですむが、命の洗濯には、小判の金でなければ糊がきかねぇ。
(補足)
命を洗濯する男、身ぐるみ一式洗ってしまったのか、手ぬぐいを腰にまわしてかくしています。
人物もですが、部屋の作りや細々した什器なども丁寧に描かれています。
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