奥付 国立国会図書館蔵
裏表紙
(読み)
御届
明治廿年一月十四日日本橋區亀井町廿五番地
編輯兼出版人 沢久治郎
定価壱銭五厘
(大意)
略
(補足)
宣伝の本の題名は簡単に読めるものもあれば、なんと読むかとにらめっこをしても読めぬものもあり。いつでもくずし字はやっかいです。
裏表紙は、芋版のように柄を掘り込んだ簡単なもの。墨がたっぷりついて乾きにくとおもうんですけど。
この豆本は半分読めなかったので再挑戦しましょう。
奥付 国立国会図書館蔵
裏表紙
(読み)
御届
明治廿年一月十四日日本橋區亀井町廿五番地
編輯兼出版人 沢久治郎
定価壱銭五厘
(大意)
略
(補足)
宣伝の本の題名は簡単に読めるものもあれば、なんと読むかとにらめっこをしても読めぬものもあり。いつでもくずし字はやっかいです。
裏表紙は、芋版のように柄を掘り込んだ簡単なもの。墨がたっぷりついて乾きにくとおもうんですけど。
この豆本は半分読めなかったので再挑戦しましょう。
P12 国立国会図書館蔵
(読み)
者る
はる
の
の
奈可゛
なが
めハ
めは
下 関
しものせき
あきんと
あきんど
いへど
いえど
ちひさ奈
ちいさな
たとへ
たとえ
(大意)
略
(補足)
結局、豆本の半ばから降参続きとなってしまいました。脚を欄干にかけ見えを切るさまは圧力があってよいのですけど、何の場面を切り取ったものなのかがわかりません。
この豆本はもう少ししらべなければなりません。宿題です。
P10P11 国立国会図書館蔵
(読み)
P10
く?まて
??\/
P11
??
???
おき与め
の者づ
\/
(大意)
これも降参
(補足)
版元にせかされてでもいたのか、絵師がささっと描いて(絵師の腕は悪くないと思います)、彫師もささっと彫って(同じく腕は悪くなさそうです)、でもって摺師がやっつけ仕事で全部台無しにしてしまった感じです。版元もろくに確かめもせずにそのままゴー。
ところどころは読めますが、全体がまとまりません。読める方はなんなく読めるでしょうけど、初心者の私には無理です。
牛車風の大きな車輪があって、送りますから乗ってくださいと誘っていそう。姫の方は乗りたそうながらも、なにか言い訳をしてためらっている様子。勝手に物語が作れそうです。
P8P9 国立国会図書館蔵
(読み)
P8
?こう志やう
とておす可゛多を
P9
????
??ハ
志も
?阿
者つ
可
満尓者させハ
せぬものを
(大意)
降参
(補足)
部分部分は読むことができるところもあるのですが、それらがつながりません。
振袖姿の線はしっかり描かれていますが、摺師がどうしたことか、これでは売り物にならないのではと・・・。右奥の掛け軸のようなところに裃姿の下絵のようなものがかかっていますけど、これはなんでしょう?
振り袖の袖口を蝶々結びのようにして数カ所とめています。こんなおしゃれがあったんですね。
P6P7 国立国会図書館蔵
(読み)P6妹背山婦女庭訓_妹山背山の段
(いもせやまおんなていきん
_いもやませやまのだん)
「奈可を
なかを
へ多゛てし
へだ てし
いも山
いもやま
せや満
せやま
(大意)
中(仲)をへだてし
妹山背山
(補足)
ネットで調べると
『『妹背山婦女庭訓』は、明和8年(1771)1月、大坂竹田新松座(竹本座)で初演されました。人形浄瑠璃黄金期の最後の名作者と評される、近松半二ほかによる合作です。』
とありました。そして、
『「大化の改新」を題材として、大和地方に点在する名所旧跡や伝説を巧みに取り入れ』た大作
と続きます。
筆使いが全体に荒いですけど、あいだを流れる河にはいいかもしれません。彫師もなんかやっつけ仕事で、さらに摺師は色をのせた跡が箒ではいたみたいに適当です。向こう岸の建物は最初欄干がなかったのを摺師がたした感じです。
P4P5 国立国会図書館蔵
(読み)
P4
「まこと尓めで
まことにめで
とうさむらひ
とうさむらい
个る
ける
ホン\/
ぽんぽん
めてヽえ
めでてえ
よろ
よろ
しく
しく
????
????
者んセ う
はんじょう
大 当 り\/
おおあたりおおあたり
せ う
しょう
だん
だん
\/
しょうだん
「せんやくと
せんやくと
ねりやくと
ねりやくと
P5
?と
?と
あんまで
あんまで
やろ\/と
やろやろと
(大意)
何が何だかわからないので、省略します。
(補足)
わからないながらも、どこかにヒントがあって、そこからなんとかこの絵の場面がわかることがおおいのですが、これはお手上げでした。
「せんやく」は仙薬、「ねりやく」(ここでは「や」が「ゆ」になっていますが)は練薬、でしょうか。
P2P3 国立国会図書館蔵
(読み)
P2
なし
P3「義経千本桜」狐忠信(源九郎狐)
「さてハ
さては
そ奈多ハ
そなたは
きつ年
きつね
じや
じゃ
奈
な
「や満
やま
との
との
く尓
くに
の
の
源
げん
九郎
くろう
きつ
きつ
ねで
ねで
こざり
ござり
ます
ます
(大意)
「さてはそなたは狐じゃな
「大和の国の源九郎狐でございます
(補足)
「源九郎」の「九」は「太」にもみえますけど、はなしの筋から「九」。
「きつ年」、変体仮名「年」(ね)は丸に右横に棒がついています。
古文書などでは◯にヽで「Q」のようなかたちです。下段では平仮名で「きつね」になってます。
江戸時代の歌川豊国がこの場面の浮世絵を描いていて、この絵はそれを真似ているようにみえます。
P2の縁側というか舞台が丁寧に描かれています。手すりの隙間ごしの着物の裾部分も手を抜くことなくきちんと描かれています。
P1 国立国会図書館蔵
(読み)歌舞伎の芦屋道満大内鑑~葛の葉
くづの者の子王可れ
くづのはのこわかれ
尓やんとくちもじハ
ニャンとくちもじは
?満???子
??????
恋 しくハ
こいしくは
尋 袮来
たずねき
天
て
ミよ
みよ
(大意)
(補足)
歌舞伎の芦屋道満大内鑑~葛の葉(アシヤドウマンオオウチカガミ~クズノハ)。
狐が化けていたとしられてしまった葛の葉が障子に一首書き残し家を去ろうとしたとき、それに気づいた子ども(後の安倍晴明)が起きてきてすがりつきました。わが子を両手で抱きしめ、筆をくわえて書く場面です。
「子」が「予」のようにみえます。「子王可」れを判読するのに手間取りました。
障子のくずし字はさっぱりで、葛の葉のあらすじを調べてようやくわかりました。
「恋しくばたずねきてみよ いずみなる信田の森の うらみ葛の葉」。
はなしの内容を知ると、子猫を膝に抱え両手がふさがり、くちもじで書く母親に涙をさそわれてしまいます。
「?満???子」、読めません。
表紙 国立国会図書館蔵
見返し
(読み)
表紙
猫 ?狂 言 津くし
ねこのきょうげんつくし
見返し
東京圖書館印 TOKIO LIBRARY 明治二0・七・二五・内交
(大意)
略
(補足)
前回佐藤新太郎版「猫の狂言づ具し」に続いて同名の豆本です。こちらは1,2年後に出版されていますので、佐藤新太郎版をほとんどパクっています。というか豆本の出版はパクリの連続で、ものによっては江戸後期に出版された豆本が見返しもほとんど同じで復刻版と間違えそうなものがどうどうと御届け出版されています。
「の」が不鮮明でわかりません。「の」の変体仮名は「能」「乃」「農」「野」などがありますが、どれもちょっとちがうような・・・
豆本の表紙はたいてい役者二人の錦絵が定番なのですが、この表紙はめずらしく本文中の絵のようになっています。義経千本桜狐忠信の一場面でしょうか。満開の桜と幹が背景になっています。
見返しは朱丸印のみ、とても鮮明なのもめずらしい。