2026年7月21日火曜日

大日本物産圖會その30

P30 国立国会図書館デジタルコレクション蔵 

P30_1

(読み)

同 國 峯越 鳧 捕 図

どうこくおごしかもとりず


豫州(ヨシウ)の峯々(ミ年\/)尓て九月 より

   よしゅうの   みねみね にてくがつより


十  月 の頃 尓至 りて朝 夕 鳧(カモ)

じゅうがつのころにいたりてあさゆう  かも


の群(ムラ)可゛り来 り峯 を越 る

の  むら が りきたりみねをこえる


を窺(ウカゞ)ひ猟師(リヤウシ)艸 蔭(カゲ)耳

を  うかが い   りょうし くさ  かげ に


穴 を掘り扇  形 の羅(アミ)を

あなをほりおおぎがたの  あみ を


もつて穴 の中 尓隠(カク)連近 く

もってあなのなかに  かく れちかく


飛 来る鳧 を捕(トラ)ふその

とびくるかもを  とら うその


手ぎハ実耳感(カン)するに

てぎわじつに かん ずるに


たへ多り

たへたり

(大意)

(補足)

「峯越鳧捕図」、『、愛媛県で行われていた伝統的なカモの網猟である「峯越鴨(おごし(orみねごし)のかも)」を指します。これは江戸時代から明治時代にかけて、現在の愛媛県一帯で広く行われていた古式ゆかしい猟法』とAIの概要。

「鳧」、『かも【鴨・鳧】① カモ目カモ科のうち,ハクチョウ類・ガン類・アイサ類を除いたものの総称。中形の水鳥。雄は派手な色合い,雌は地味な茶褐色のものが多い。マガモ・コガモ・オナガガモ・ハシビロガモなど。日本ではカルガモを除き,多くは冬鳥。季冬「海くれて―のこゑほのかに白し」芭蕉』

「鳧」、『けり【計里・鳧】チドリ目チドリ科の鳥。全長約35センチメートル。背面は灰褐色,腹は白色で,飛ぶと翼と尾に鮮やかな黒白の模様がでる。擬傷が巧み。アジア東北部に分布し,日本では近畿以北の限られた地域で繁殖。やまげり。』

 知っている漢字より知らない漢字のほうが圧倒的に多く、さらに読めても書けない漢字はさらに少ないことは充分納得しています。この「鳧」もはじめてみました。

 扇型の網を透かして見える鴨や山や空を強く意識した画。また日が昇る手前の山にはまだ陽があたらず山が影になっている様も空と草原との対比を強調しています。絵の枠をはみ出して翔ぶ鴨がしゃれています。

 

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