2026年7月3日金曜日

大日本物産圖會その12

P12 国立国会図書館デジタルコレクション蔵

P12_1

(読み)

同 國 石 炭 山 之圖

どうこくせきたんやまのず


石炭(セキタン)ハ長 野笠 取 兜  よ里

   せきたん はながのかさとりかぶとより


産 す砿属(クワウソク)にして其 色 漆(ウルシ)

さんす   こ うぞく にしてそのいろ  うるし  


の如 し山 中  深 く堀 入 て出

のごとしさんちゅうふかくほりいりてでる


こと金 山 とお奈じ其 用 木炭(スミ)

こときんざんとおなじそのよう   すみ


より火気倍(バイ)せるをもつて

よりかき  ばい せるをもって


蒸気(ジヨウキ)の力(チカラ)を用  る物 及 び

   じょうき の  ちから をもちいるものおよび


金 石 を鎔鋳(トラカシ)する物 尽(コト)\゛/く

きんせきを   とらかし するもの  こと ごと く


用 ひざる奈し又 油  を製 し

もちいざるなしまたあぶらをせいし


て燈火(アカリ)尓用 ゆ

て   あかり にもちゆ

(大意)

(補足)

「同國」、伊賀国(三重県)。

「長野笠取兜」、三重県伊賀市の笠取山(かさとりやま)周辺は、かつて良質な石炭(主に瀝青炭)の産地として知られていた。

 右側に版元「出版人日本橋通一丁目十九番地)大倉孫兵衛」、左側に「画工 大鋸町四番地 安藤徳兵衛」とあります。

 炭鉱労働者も漁師と同じ腰蓑をつけています。やはり坑道から出る水よけでしょう。酒の醸造所の職人たちも着ていました。

 手提げ箱みたいなものを二人がさげていますが、これ何でしょう?ランタン?

 

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