2026年7月24日金曜日

大日本物産圖會その33

P33 国立国会図書館デジタルコレクション蔵 

P33_1

(読み)

肥後 國 田植  図

ひごのくにたうえのず


皇 國 の米 産 地球  中  第 一 等 と須

こうこくのべいさんちきゅうじゅうだいいっとうとす


就中   美濃肥後伊勢尾張 遠

なかんずくみのひごいせおわりとおとう


江肥前 日  向山 城 大 和駿 河伊

みひぜんひゅうがやましろやまとするがい


豆近 江三河 を上  等 とす米 ハ

ずおおみみかわをじょうとうとすこめは


粳(ウルチ)糯(モチ)の二称  尓して八 十  八 夜

  うるち   もち のにしょうにしてはちじゅうはちや


前 後尓種子を俵  尓包 ミ池 沼

ぜんごにたねをたわらにつつみいけぬま


尓十  五六 日 浸(ヒタ)し水 より揚 て湯

にじゅうごろくにち  ひた しみずよりあげてゆ


を灌(そそぎ)むしろをお本ひ芽(モヤシ)二

を  そそぎ むしろをおおい  もやし に


分本どいづるを度とし天

ぶほどいずるをどとして


苗 代 尓散 布しのち五十

なえしろにさんぷしのちごじゅう


日 本ど経て苗 三 四 寸 のび多

にちほどへてなえさんよんすんのびた


るを玉 苗 といひてこれをうゑ

るをたまなえといいてこれをうえ


つけの期と須

つけのきとす

(大意)

(補足)

「肥後国」、熊本県。

「地球中第一等」、「地球」という表現が江戸時代後期より庶民にも広まって、明治時代には様々な書物や子どもの読本などにも使われ始めました。

 畔道に母娘が裾を端折って田植えの様子を見ています。田植えするお姉さんたちはきれいな着物に赤襷、これはもちろん今で言う写真用。実際はツギハギだらけの田植えをしやすいような実用本位の着物です。

 2枚の小さな札があって、薄茶色には「田植」、赤のは「畔タカヤス」とあります。

 畔道のわら籠に入っているのが玉苗。

 

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