P32 国立国会図書館デジタルコレクション蔵
p32_1
(読み)
同 鰹 節 を製 ス圖
どうかつおぶしをせいすず
扨 魚 多 く集 る時 ハ雌牛(メウシ)の
さてうおおおくあつまるときは めうし の
角(ツノ)鯨 の牙 等 尓て飼(かひ)奈くし
つの くじらのきばとうにて かい なくし
て釣る是 を可けると云 奈り
てつるこれをかけるというなり
つり多る魚 を渚(ナギサ)の砂上 耳
つりたるうおを なぎさ のさじょうに
本う里上ゲ先ツ頭 を断(キ)り
ほうりあげまずあたまを き り
腸 をぬき骨 を除 き二枚 ニ
わたをぬきほねをのぞきにまいに
おろし多るを又 二 ツ尓切 て
おろしたるをまたふたつにきりて
四片 と奈し籠(カゴ)尓奈らべて
しへんとなし かご にならべて
幾 重も可さ年大 釜 の沸(ニヘ)
いくえもかさねおおがまの にえ
湯(ユ)尓むして簀(ス)の子尓奈ら
ゆ にむして す のこになら
べ三 十 日 本ど本してふ多ゝび
べさんじゅうにちほどほしてふたたび
ミ可゛起て樽 尓つめ諸 方 へ
みが きてたるにつめしょほうへ
積 出す奈り
つみだすなり
(大意)
略
(補足)
「同」、土佐国。
「メウシ」、め‐うし【牝牛・雌牛】。ここの当て字の漢字に「牸牛」ともしている文書がありますが、ここの漢字にあてはまっていません。なんでしょうねぇ?
「飼」、餌にもみえますが、さて?
ここの見どころはなんといっても大釜。薪をくべ火の粉をあげて燃えさかり、立ち上がる煙をすかして窯や大釜がうっすらと見え、また奥の敷居がわずかにみえそうでもあります。摺師の技によるところがおおきそうだ。


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