2026年7月23日木曜日

大日本物産圖會その32

P32 国立国会図書館デジタルコレクション蔵

p32_1

(読み)

同 鰹  節 を製 ス圖

どうかつおぶしをせいすず


扨 魚 多 く集  る時 ハ雌牛(メウシ)の

さてうおおおくあつまるときは   めうし の


角(ツノ)鯨  の牙 等 尓て飼(かひ)奈くし

  つの くじらのきばとうにて  かい なくし


て釣る是 を可けると云 奈り

てつるこれをかけるというなり


つり多る魚 を渚(ナギサ)の砂上  耳

つりたるうおを  なぎさ のさじょうに


本う里上ゲ先ツ頭  を断(キ)り

ほうりあげまずあたまを  き り


腸 をぬき骨 を除 き二枚 ニ

わたをぬきほねをのぞきにまいに


おろし多るを又 二 ツ尓切 て

おろしたるをまたふたつにきりて


四片 と奈し籠(カゴ)尓奈らべて

しへんとなし  かご にならべて


幾 重も可さ年大 釜 の沸(ニヘ)

いくえもかさねおおがまの  にえ


湯(ユ)尓むして簀(ス)の子尓奈ら

  ゆ にむして  す のこになら


べ三 十  日 本ど本してふ多ゝび

べさんじゅうにちほどほしてふたたび


ミ可゛起て樽 尓つめ諸 方 へ

みが きてたるにつめしょほうへ


積 出す奈り

つみだすなり

(大意)

(補足)

「同」、土佐国。

「メウシ」、め‐うし【牝牛・雌牛】。ここの当て字の漢字に「牸牛」ともしている文書がありますが、ここの漢字にあてはまっていません。なんでしょうねぇ?

「飼」、餌にもみえますが、さて?

 ここの見どころはなんといっても大釜。薪をくべ火の粉をあげて燃えさかり、立ち上がる煙をすかして窯や大釜がうっすらと見え、また奥の敷居がわずかにみえそうでもあります。摺師の技によるところがおおきそうだ。

 

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