2022年12月22日木曜日

猫の狂言津くし(沢久次郎) その5

P6P7 国立国会図書館蔵

(読み)P6妹背山婦女庭訓_妹山背山の段

(いもせやまおんなていきん

_いもやませやまのだん)

「奈可を

なかを


へ多゛てし

へだ てし


いも山

いもやま


せや満

せやま


(大意)

中(仲)をへだてし

妹山背山


(補足)

 ネットで調べると

『『妹背山婦女庭訓』は、明和8年(1771)1月、大坂竹田新松座(竹本座)で初演されました。人形浄瑠璃黄金期の最後の名作者と評される、近松半二ほかによる合作です。』

とありました。そして、

『「大化の改新」を題材として、大和地方に点在する名所旧跡や伝説を巧みに取り入れ』た大作

と続きます。

 筆使いが全体に荒いですけど、あいだを流れる河にはいいかもしれません。彫師もなんかやっつけ仕事で、さらに摺師は色をのせた跡が箒ではいたみたいに適当です。向こう岸の建物は最初欄干がなかったのを摺師がたした感じです。

 

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