P1 国立国会図書館蔵
(読み)
P1口上
「きやうげん
きょうげん
尓やう多゛い
にゃ だ い
ま多たび
またたび
とう
とう
志゛やう
じ ょう
さよう
さよう
ちよん
ちょん
\/ \/
ちょんちょん
(大意)
「狂言名題(なだい)
股旅登場
左様
チョンチョンチョン
(補足)
まずは狂言で上演される題名の口上です。マタタビは猫をデレンデレンにしてしまいますが、ここでは股旅ものをやるということでしょうか。それではと拍子木がなります。
「名題」(なだい)は猫風に「にゃ」で、当時の表現では「尓やう」とひっかけたのか。
舞台の客席側に小さな出っ張りがふたつあります。蝋燭台でしょうか。
左下隅に洒落た西洋ハット(パナマ帽子)をかぶったお客さんがいます。この当時のはやりだったのかもしれません。
舞台背景の白抜き文字がわかりません。なんでしょう?
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