P10 国立国会図書館蔵
(読み)
きておもての
きておもての
か多ににけ
かたににげ
いた春
いたす
おいりく
をいりく
ち尓まち
ちにまち
もふけな
もうけな
るう春ハ
るうすは
たゝひとおしに
ただひとおしに
さるをおしつぶしかにの
さるをおしつぶしかにの
か多
かた
を
を
うち个るこ
うちけるこ
そめて
そめで
たし
たし
\/\/
めでたしめでたし
\/\/
めでたしめでたし
(大意)
(驚)いておもての方へ
逃げようとするのを
入り口で待ち伏せしていたうすは
ただのひと押しで
さるを押しつぶし
かにのかたきをうちとることができ
めでたいことでした。
めでたしめでたし
めでたしめでたし
(補足)
「にけいた春おいりくち尓」、「お」は「を」でしょう。ほかの部分ではちゃんと使い分けているのにここだけ「お」になっています。
さるの左手が足になっているようにみえるのは、上から押さえつけているうすの左足。でも右足は白足袋を履いているのにこっちは裸足。さるの左手はねじ上げられてうすのからだの下になっていそう。さるの左足は端っこにみえています。
うすの頭のかたちや表情はこのような雰囲気の人(渥美清さん)はいますから親しみがわきます。
表紙とおなじ構図になっています。
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