P28P29 国文学研究資料館蔵
(読み)
奥 州 仙 臺 紙 子
おうし うせんだい可ミこ
おうしゅうせんだいかみこ
仙 臺 可ミこ地紙 徒よく能 もミぬきてこしら由る
せん多゛い ち可ミ よく
せんだ いかみこじがみつよくよくもみぬきてこしらゆる
故 やハら可尓てつやよし奥 州 ハ木綿 春く奈き
由へ 毛めん
ゆえやわらかにてつやよしおうしゅうはもめんすくなき
故 中 人 以下ハお本く紙 子をきる也 夜具も大 可多ハ
やぐ
ゆえちゅうにんいかはおおくかみこをきるなりやぐもおおかたは
紙 子尓てこしら由る也
かみこにてこしらゆるなり
◯其 外 諸 国 紙 子の名 物 肥後八 代 紙 子 播 磨紙子
その本可しよこく可ミこ めいふ川ひごやつしろ 者りま
そのほかしょこくかみこのめいぶつひごやつしろかみこ はりまかみこ
紀州 花井紙 子 美濃十 文 字 大 坂 松 下 一閑 紙 子
きし う奈ゐ ミの志゛うもんじ お本さ可まつし多いつ可ん
きしゅうないかみこ みのじゅうもんじ おおさかまつしたいっかんかみこ
(大意)
略
(補足)
「花井」、フリガナは「奈ゐ」となってます。「は」を忘れたかも。しかし「けい」とも読むとありました。
麻・生糸・木綿などを細くより合わせて糸にしてそれら経糸緯糸で織ったのが布生地。紙も楮苧やそれに適した植物繊維でできていますが糸にして織ったものではなく、細かくして溶かしたものを梳いて生地にしたものが紙。ですので紙を衣類にして着るといっても植物性繊維でできているので、その点は違いはありません。
紙子の衣類を手にしたことがありますが、ちょっとゴワゴワしているような感じがするだけで、日常に着るのならば問題はなさそう、渋柿を塗るので風をとおさず、防寒着になったとのこと。
この画では、生地づくりの工程を描いていて、衣類の加工はつぎの工場にまわすのでしょう。

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