P22P23 国文学研究資料館蔵
(読み)
漆 製 法
うるしのせい本う
うるしのせいほう
漆 の木尓鎌 尓て切 目をつくれバ其 切 目より汁 ふき出るを竹
うるしのきにかまにてきれめをつくればそのきれめよりしるふきでるをたけ
遍゛ら尓てこそげ取 也 こそげ入れるうつ者物 尓茶 の濃きせんし汁 を
べ らにてこそげとるなりこそげいれるうつわものにちゃのこきせんじじるを
入 くるミ能油 を加 えて其 上 へ漆 をこそげいるれバ
いれくるみのあぶらをくわえてそのうえへうるしをこそげいるれば
漆 やけ春゛してよしといへり
うるしやけず してよしといえり
凡 漆 を取 尓ハ至 て本そき木ハ汁 奈し
およそうるしをとるにはいたってほそききはしるなしまたかくべつのろうぼくも
又 格 別 の老 木 も王るし和州 吉 野
またかくべつのろうぼくもわるしわしゅうよしの
紀州 熊 野うるし能名 所 也 其 外 諸 国 より出 うるし能木の実ハ
きしゅうくまのうるしのめいしょなりそのほかしょこくよりでるうるしのきのみは
取 て蝋 尓春る也
とりてろうにするなり
(大意)
略
(補足)
国産漆を維持または増産に向けて植林をすすめているそうですが、現状はほぼ100%中国産です。国産漆は目玉がとびでるほどに高価です。
日本には昔から漆のように日本の気候に適したすぐれた塗料が使われていました。漆や柿渋や米糠油などなど。しかしウレタンなど化学塗料が大量に廉価で(しかもそのれらの性能はすぐれていて)輸入され出回ると、その手軽さからあっというまに、国産塗料を駆逐してしまいました。
化学塗料が安価に大量に販売されている中にあって、なんとか自然塗料を絶えさせないためには、塗料の使い分けを積極的にすすめていくしかないとおもいます。
当時はこの画のように小さな切れ目を入れて汁をとっていたようでうが、その後は幹に螺旋になるように切れ目を入れていたようです。

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