P36P37 国文学研究資料館蔵
(読み)前半
大 坂 北 濱 米 市
おおさかきたはまこめいち
正 米 市 阿り帳 合 米 市 有 正 米 市 とハ
しょうまいいちありちょうあいこめいちありしょうまいいちとは
現 米 の賣 買 奈り帳 合 米 とハ通 用
げんまいのばいばいなりちょうあいまいとはつうよう
米 尓て差 引 して利損 を者かる也 帳 合 米 ハ
まいにてさしひきしてりそんをはかるなりちょうあいまいは
加賀二百 俵 筑 前 三 百 俵 を一商と
ひとあき奈い
かがにひゃっぴょうちくぜんさんびゃっぴょうをひとあきないと
定 む又 虎 市 といふあり是 ハ二十 石 徒゛ゝの賣 買 也 やりくり
さだむまたとらいちというありこれはにじっこくず つのばいばいなりやりくり
両 替 屋五十 軒 あり帳 合 米 を引 請 て高 下の直段 を
りょうがえやごじっけんありちょうあいまいをひきうけてこうげのねだんを
(大意)
略
(補足)
「大坂北濱米市」、『江戸時代に大坂の北浜(のちの堂島)で栄えた米の取引市場であり、淀屋が創始した「淀屋の米市」を起源とします。1697年に堂島へ移転して堂島米会所となり、世界で初めての「組織的な先物取引」が行われた場所として知られています』。
電信などない時代、どのように遠方まで相場の値段を知らせあったのか調べたことがあります。飛脚などよりもっと早い方法を使っていました。のろしです。それらをいくつもつなぎあって、あっという間に西にも東にも相場の状況は届いていたのでした。もうひとつは伝書鳩、これもははやかったとおもいますが、のろしほどの信頼性はなかったかもしれません。
この「北」のくずし字は学んでないとまず読めません。「北」という漢字とは別物と考えたほうがよいかとおもいます。
「正米」、『しょうまい しやう―【正米】① 取引所で実際に取引される米。また,その取引。実米。 ↔空米(くうまい)
② 本物の米。現物の米。「―を年に二百俵貰ふて」〈福翁自伝•諭吉〉』
「帳合米」、『ちょうあいまい ちやうあひ― 【帳合い米】江戸時代,大坂堂島の米市場で行われた米売買の方法。売買と同時に米の受け渡しをすることなく帳面の上だけで売買する』
「虎市」、『とらいち‐そうば‥サウば【虎市相場】 江戸時代、大坂の堂島米市場で行なわれた米相場の一つ。百石以下の取引ができなかった帳合相場に対し、十石以上ならどれだけでも扱えるところに利点があった。初め堂島新地の竹藪の中で行なわれたところからともいう。虎市。』
絵の右上隅、出入四ツ切とある札のところに立つ丁髷兄さん(丁稚小者ではなさそう)、この出入四ツ切の意味に悩みました。よくわからないので推理するしかありません。ここの出入り口は夜の四ツ、つまり22時頃までしかダメですよという意味なのかなと、う〜ん🤔・・・

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