2026年5月13日水曜日

日本山海名物圖繪巻之三 その21

P38 国文学研究資料館蔵

(読み)

晒  臘

さらしらう

さらしろう


蝋 ハ黄櫨の木の実也 蒸 籠 尓てむしたゞら可し

   ハじ      せいろう

ろうははじのこのみなりせいろうにてむしただらかし


臼 尓てつき蝋 と須薩 摩 国 備 中  国 奥 州  会 津等

うすにてつきろうとすさつまのくにびっちゅのくにおうしゅうあいずとう


より多 く出春外 諸 国 尓もあり又 唐 よりわ多るなり

よりおおくだすほかしょこくにもありまたからよりわたるなり


さらし蝋 ハ京  大 坂 尓て右 の黄蝋 をさらして白 蝋 と春る也

さらしろうはきょうおおさかにてみぎのきろうをさらしてはくろうとするなり

(大意)

(補足)

「黄櫨の木」、ハゼノキの別名。

「たゞら可し」、『ただらか・す 【爛らかす】ただれるようにする。ただらす。日葡』『ただ・れる【爛れる】① 炎症や傷などのため,皮膚や肉が破れ,くずれる。「薬品で―・れた皮膚」「腰もかがまり目も―・れにけり」〈竹取物語〉』

 ここでは櫨の実を、柔らかくしてくずれるくらいに蒸し上げるの意、だとおもいます。

 若い頃何度か会津を旅しました。そのときにお土産で購入した絵蝋燭をいまでも大事にしています。また十数年前の京都旅行ではお店の名前は忘れましたが小さな和蝋燭をお土産に購入しました。

 和蝋燭は櫨の実がとれれば、ここに記されている通りの手順で個人でもそれほど難しくなく作ることができます。

 

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