2026年5月21日木曜日

日本山海名物圖繪巻之四 その8

P14P15 国文学研究資料館蔵

(読み)

京  深 草 陶器

きやうふ可くさか和らけ

きょうふかくさかわらけ


人 皇 二十  二代 雄 略  天 皇 十  七 年 尓土師 連  吾笥と

           由う里やく            者しのむらしあけ

じんのうにじゅうにだいゆうりゃくてんのうじゅうしちねんにはじのむらじあけと


云 人 土器  の細 工人 を山 城  国 伏 見村 尓置 るゝ由

    可和らけ さいく          ふしミ   お可  よし

いうひとかわらけのさいくびとをやましろのくにふしみむらにおかるるよし


国 史尓見え多り其 時 の細 工人 今 の世まで傳 りて伏 見海 道 能

こくし                     つ多     可いどう

こくしにみえたりそのときのさいくびといまのよまでつたりてふしみかいどうの


土商  さいく西 行  行 脚 のす可゛多或  ハ狐  牛 の多ぐひ

       さいきやうあんぎや         きつ袮うし

どしょうさいくさいぎょうあんぎゃのすが たあるいはきつねうしのたぐい


其 外 いろ\/

そのほかいろいろ


の人 形  うつハ物 ホ を徒くりて家業  とす其 由来 久 しきこと成 へし

                  可个゛う    由らい

のにんぎょううつわものなどをつくりてかぎょうとすそのゆらいひさしきことなるべし


庭 訓 尓も深 草 の土器  師とあれハ久 しき名 物 奈る事 知 へし

ていきん  ふ可くさ 可わらけし

ていきんにもふかくさのかわらけしとあればひさしきめいぶつなることしるべし

(大意)

(補足)

「陶器(か和らけ)」、フリガナの変体仮名「和」はカタカナ「ハ」かもしれません。

「人皇」、読みは「じんこう」「じんのう」「にんのう」、いずれもOK。『神武天皇以後の天皇〔神代(じんだいorかみよ)と区別した意味で〕』。

 作業場のそとには「西行行脚のす可゛多或ハ狐牛の多ぐひ其外いろ\/の人形うつハ物ホ」が並べられています。

 二人の職人さんの前にあるのは轆轤(ろくろ)ではなさそうです。ということは作っている器のようなものは手びねりでこしらえているのでしょうか。

 

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