P26P27 国文学研究資料館蔵
(読み)
天 王 寺干 蕪
本し可ぶら
てんのうじほしかぶら
摂 州 東 成 郡 天 王 寺領 内 かぶらの名 産 也 百 姓
せっしゅうひがしなりぐんてんのうじりょうないかぶらのめいさんなりひゃくしょう
おほく可ぶらを植 て奈ま奈るをも市 尓出 須
い多
おおくかぶらをうえてなまなるをもいちにいだす
然 し専 本し可ぶらとと奈して是 を賣 極 月 より正 月
し可 もつ者ら
しかしもっぱらほしかぶらととなしてこれをうるごくげつよりしょうがつ
までの間 ハ竹 垣 を高 くこしらへて是 を本春也 又 此 を所 木津
までのあいだはたけがきをたかくこしらえてこれをほすなりまたこれをところきづ
今 宮 といふあ多り専 干 蕪 を出す木津今 宮 のかぶらハ真 丸 く
まんまる
いまみやというあたりもっぱらほしかぶをだすきづいまみやのかぶらはまんまるく
天 王 寺ハ少 し細 長 し木津今 宮 ハ天 王 寺能可ぶら尓ハ及 バ須゛
本そ
てんのうじはすこしほそながしきづいまみやはてんのうじのかぶらにはおよばず
(大意)
略
(補足)
「極月」、12月の異名。1月から11月まで、それぞれきいたこともないような異名がついています。
「宮」のくずし字はよくでてきて特徴的。「宀」or「亠」+「五のくずし字」のような形です。
この本の絵師、長谷川光信は人物や生き物の描写はとんでもなく下手くそですが、細かいところの描写は執拗で得意なようです。ここでは竹竿に干してある蕪、まるで蕪ひとつを判子にしたものをポンポンポンと竹竿にそって押していったように(ほんとうにそうしたかも)描いています。
何もかも手作業だけしかなかった時代、今でも基本的農作業は同じです。
干蕪はおじやおかゆにいれたらおいしそう♫

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