P18P19 国文学研究資料館蔵
(読み)
江戸浅 草 紫菜
あさくさのり
えどあさくさのり
此 のり元ト武州 品 川 の海 尓生 春゛品 川 の町 尓て製 多るを
こののりもとぶしゅうしながわのうみにしょうず しながわのまちにてせいたるを
品 川 のりと云 浅 草 のりハ品 川 尓て取 多るを此 所 尓て
しながわのりというあさくさのりはしながわにてとりたるをこのところにて
製 し多る也 浅 草 のり仕上ケ宜 しくきよら可尓して名 物 也
せいしたるなりあさくさのりしあげよろしくきよらかにしてめいぶつなり
其 外 下 総 の
そのほかしもうさの
葛西 のり出雲 の十六島 皆 々 名 物 也
かさい うつぶるい
かさいのりいずものうっぷるいみなみなめいぶつなり
猶 餘国 よりも多 く出ツ通 して紫 菜 と云
あまのり
なおよこくよりもおおくいずつうじてあまのりという
又 河 苔 と云 も有 駿 府冨士川 より出るを冨士のりと云
可ハのり
またかわのりというもありすんぷふじがわよりでるをふじのりという
下 野 日 光 山 の川 ゟ
しもつけにっこうさんのかわより
出るを日 光 のりと云 肥後の菊 地川 ゟ 出ルを菊 池のり
でるをにっこうのりというひごのきくちがわよりでるをきくちのり
同 国 水 前 寺のり何 れも河 のり也
どうこくすいぜんじのりいずれもかわのりなり
品 川 の沖 尓て取
しながわのおきにてとる
のりのち起゛れて
のりのちぎ れて
磯 へ打 よするを
いそへうちよするを
子共 の仕事 尓
こどものしごとに
是 を春くひ取 て
これをすくいとりて
浅 草 能商 人 へ賣 也
あさくさのしょうにんへうるなり
(大意)
略
(補足)
「のり」はもちろん「海苔」ですが、ここの「紫菜」は当て字でも雰囲気があります。
「あまのり」とも読ませています。
「水前寺」のくずし字がすぐに読めたら、もう超初心者卒業まじか♫
まだ養殖は行われてなかったようで、すべて天然海苔でした。

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