2026年6月2日火曜日

日本山海名物圖繪巻之五 その3

P4P5 国文学研究資料館蔵

(読み)

淀 鯉

よどこい

よどごい


鯉 ハ河 魚 の㐧 一 上  品 神 農 本 草 尓鯉 を魚 の王 と春といへり

   可ハうを          しんのう           王う

こいはかわうおのだいいちじょうひんしんのうほんぞうにこいをうおのおうとすといへり


山 城  国 淀 の産 を名 物 と須中 尓も淀 城 の水 車  の阿多りに住

          さん めいぶ川        しろ ミつくるま     すむ

やましろのくによどのさんをめいぶつとすなかにもよどしろのみずくるまのあたりにすむ


鯉 一 し本賞  翫  春る也 志可れども水 車  能邊  尓て

  ひと  しやうくハん               本とり

こいひとしおしょうが んするなりしかれどもみずぐるまのほとりにて


網 打 ことハ淀 の御城 より

あミう川

あみうつことはよどのおしろより


御制 道 あれハ猟  師見多゛り尓魚 を取 こと叶 ハ須゛

 せい多う   れ うし        とる  可奈

ごせいどうあればりょうしみだ りにうおをとることかなわず


鯉 能大 小  ハ一 年 物 二年 物

           袮んもの

こいのだいしょうはいちねんものにねんもの


三 袮ん毛のとて年 尓とりて高 下を王可川年久  しくへ多る本ど魚 ハ於本きし

              可うげ

さんねんものとてとしにとりてこうげをわかつとしひさしくへたるほどうおはおおきし

(大意)

(補足)

「山城国淀城水車」で調べると水車の画がヒットします。しかしここの画のような桶を付けた水車ではなく普通のよくある水車です。

「一し本、『ひとしお ―しほ【一入】〔 →2 が原義〕一 (副)

他の場合と比べて程度がいっそう増すさま。一段と。「寒さが―身にしみる」「感慨も―である」「家の中へ落ち着いて見ると,暑さは―であつた」〈悪魔•潤一郎〉

二 (名)染め物を一度染め液に浸すこと。「―も染むべきものか紫の雲より降れるをとめなりとも」〈宇津保物語•菊の宴〉』

 街道を歩く人たちの姿が印象的。天秤棒をかついだ画、竿の両端に紐をかけるための小さな突起があります。この絵師のこだわりです。

 漁師の船の中、よく見ると,とった鯉が生け簀に入っていました。

 

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