P6 国立国会図書館デジタルコレクション蔵
P6_1
(読み)
河 内木綿 折 機之圖
かわちもめんおりきのず
扨(さて)干(本)したる綿(ハ多)越轆轤(ろくろ)尓可け
さて ほ したる わた を ろくろ にかけ
実(ミ)越とり弓(由ミ)尓掛(可け)天打(うち)阿げ
み をとり ゆみ に かけ て うち あげ
竹(多け)の管(く多゛)尓巻(ま起)天綿筒(しのま起)とし
たけ の くだ に まき て しのまき とし
糸車(いとくる満)尓て糸 と奈し篗(王く)尓掛(可)
いとぐるま にていととなし わく に か
希王くより取(とり)て湯(由)尓さらし
けわくより とり て ゆ にさらし
臺(多゛い)尓掛 て阿やをとり織 機耳
だ い にかけてあやをとりはたきに
かけ天織(おり)とる也 凡(およそ)一反(多ん)用(もち)ひる実(ミ)
かけて おり とるなり およそ いっ たん もち いる み
綿(ワ多)六 百 目尓し天種(多年)の目方 三 百
わた ろっぴゃくめにして たね のめかたさんびゃく
九 十 目打揚(うちあげ)のへり十 匁 尓して
きゅうじゅうめ うちあげ のへりじゅうもんめにして
二百 目の反物(多んもの)出来上(できあ可゛)るなり
にひゃくめの たんもの できあが るなり
(大意)
略
(補足)
「打」のくずし字が「ホ」+「ノ」で、楷書のくずし字ようにみえます。くずし字辞典で調べると、なるほどにたような形のものがありました。
「目」(め)、『㋐ 秤(はかり)で計った量。重さ。「―減り」㋑ 重さの単位。匁(もんめ)。「百―」』。1目=1匁=3.75g。5円玉1枚の重さがちょうど1匁(3.75g)なので4枚で15gとなります。
犬のわきにいる地黒生地に黄色の竹垣模様の美しい御婦人が右肩にかついでいるのは糸車。実際こんなふうにしてあちこちに出かけて仕事をしていたのでしょうか。店の奥では機織り機がギッタンバッタン、たくさんの糸、彫師・摺師の技の見せ所でもあります。眼鏡を掛けて白い反物を見せてる番頭さん、お客さんのそばに、洋傘があっておしゃれ。
暖簾(のれん)がまるで本物のような肌触りというか味わい、そのままヒョイとかけることができそうです。


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