2026年6月28日日曜日

大日本物産圖會その7

P7 国立国会図書館デジタルコレクション蔵 

P7_1

(読み)

泉 州  堺  打 物 見世之圖

せんしゅうさかいうちものみせのず


當 国 は打 物 鍛冶お本く

とうごくはうちものかじおおく


たくミ耳して所謂(イハユル)くろ打

たくみにして   いわゆる くろうち


文 珠 四郎 御方(オガタ)包 丁  石 割

もんじゅしろう   おがた ほうちょういしわり


などの銘 ありてきれあぢ

などのめいありてきれあじ


もつともよし又 鉄 砲 ハ天 文

もっともよしまたてっぽうはてんもん


年 中  橘   屋又 三 郎 と以へ類

ねんじゅうたちばなやまたさぶろうといえる


もの種 可゛し満尓滞(タイ)留  のとき

ものたねが しまに  たい りゅうのとき


鉄 砲 の製 を傳 習(シ ウ)して當

てっぽうのせいをでん  しゅう してとう


國 耳て作 り者じ免し

ごくにてつくりはじめし


より當 今 い多りてます\/

よりとうこんいたりてますます


さ可んなり

さかんなり

(大意)

(補足)

「泉州」、『せんしゅう ―しう【泉州】① 和泉(いずみ)国の別名』。

「和泉」、『いずみ いづみ【和泉】① 旧国名の一。大阪府南部に相当。五畿内の一。泉州(せんしゆう)』

「打物」、『うちもの【打ち物】① 打ちきたえて作った武器。刀剣・槍など。② 金属を打ちたたいて作った器具。 ↔鋳物』

「文珠四郎」、『山之上文珠四郎(やまのうえ もんじゅしろう)は、江戸時代の元禄時代を中心に活躍した堺の刀工一門』。

 明治をにおわせようと、黒い洋傘をアクセントにしたようです。また店の使用人たちは丁髷ではなく断髪しています。ちなみに断髪令(正式には散髪脱刀令)は明治4年発令。この本の出版は明治10年。

 「いずミや」の暖簾は昨日と同じく、そのままかけられるのではないかとおもうくらい布地の感触(テキスチャー)があります。

 

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