P6 東京国立博物館蔵
(読み)
多る様 なるおも武く(キ)尓て他国 ニなし山
たるようなるおもむく き にてたこくになしさん
上 よりハ眼 下尓流 レを能そミ瀬田能橋 ヨリ
じょうよりはがんかにながれをのぞみせたのはしより
湖 水を隔タて比良(ヒラ)ノ山 亦 三上 山 左 ノ方
こすいをへだて ひら のやままたみかみさんひだりのほう
ハ唐 崎 の方 を見ル時 尓ハ 月 十 五日 ノ夜
はからさきのほうをみるときにはちがつじゅうごにちのよる
なり夫 より旅 館 ニ返 リて酒 を呑ミし尓
なりそれよりりょかんにかえりてさけをのみしに
十 六 娘 出てシヤクを取 其 娘 ニ色 々 者なし
じゅうろくむすめでてしゃくをとるそのむすめにいろいろはなし
などしける尓一 向 尓笑ラ王春゛之 ハ東 方 能人
などしけるにいっこうにわらわず これはとうほうのひと
此 地と言 語異トなる故 なり爰 ハ江 州 なれ
このちとことばことなるゆえなりここはこうしゅうなれ
と京 尓ちかし故 ニ京 能ことバと同 し肴(サカナ)ウゴヒ
どきょうにちかしゆえにきょうのことばとおなじ さかな うごい
亦 ハスト云 魚 皆 湖中 能毛能なり全 く道
またはすというさかなみなこちゅうのものなりまったくどう(ちゅう)
(大意)
略
(補足)
「比良」「三上山」「唐崎」、
石山寺を軸にして、11時の方向を伸ばした先が唐崎、14時方向に三上山(近江富士)、比良は唐崎の西側の山系。
「ハス」、「くへ」の字の口と体長約30センチの銀色の体、もともとは、琵琶湖と福井県三方湖だけで生息、コイ科には珍しい魚食性。
山下旅館をネットで探すも、No Hit。
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