P26 東京国立博物館蔵
(読み)
入 田舎 路 ナリ尾 上の鐘 を見る其(コレ)世尓
いるいなかみちなりおのえのかねをみる これ よに
有ル鐘 と異 ナリ龍 頭能処 尓穴 アリ是 ハ
あるかねとことなりりゅうずのところにあなありこれは
黄 色 能音 ニし多る者 と云 廻 里ニ天 人 を
おうしきのおとにしたるものというまわりにてんにんを
鋳付 多り夫 より高 砂子能松 住 吉 能
いつけたりそれよりたかさごのまつすみよしの
宮 曽根の松 ハ
みやそねのまつは
天 満 宮 の社
てんまんぐうのやしろ
の内 ニあり石 の
のうちにありいしの
宝 殿 ハ奇妙
ほうでんはきみょう
なる者 なり其
なるものなりその
近 邊 皆 山 石
きんぺんみなやまいし
(大意)
略
(補足)
「尾上の鐘」(おのえのかね)、神功皇后(じんぐうこうごう)(仲哀天皇の皇后)がもちかえったという朝鮮鐘。重要文化財。現存。
江漢画と比べると似ているようなそうでないような。
「黄色能音」、黄鐘(おうしき)の音。『① 日本音楽の音名。十二律の八番目の音。中国十二律の林鐘(りんしよう)に相当し,音高は洋楽イ音にほぼ等しい』
尾上の鐘の音がネットにあるのではないかと探しましたが、ありませんでした。他のお寺などの鐘の音はいろいろあるのですけど。
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