2026年10月1日木曜日

大日本物産圖會その102

P102 「船橋市西図書館所蔵」「画像の無断ダウンロード禁止」

P102_1

(読み)

越 中   國 鐵 物 細 工之圖

えっちゅうのくにてつものさいくのず


鐵 物 ハ新 川 郡 亀 谷 村

てつものはしんかわぐんかめがいむら


より産 す職  工 鎔(トカ)し煆(キタ)へ天

よりさんすしょっこう  とか し  きた えて


火鉢 鉄 瓶 及  鍬 鎌 ホ を製 ス

ひばちてつびんおよびくわかまなどをせいす


殊 尓高 岡 尓て製 する佛

ことにたかおかにてせいするぶつ


具その他の物 品 其 製 良

ぐそのたのぶっぴんそのせいりょう


工 尓して鳥  獣  草 花の毛(ケ)

こうにしてちょうじゅうそうかの  け


彫(ホリ)細密(サイミツ)奈り就中   内 國 勧

  ほり    さいみつ なりなかんずくないこくかん


業  博 覧 會 へ出  品 の花瓶

ぎょうはくらんかいへしゅっぴんのかびん


ハ頗(スコブ)る精 妙  尓して賞牌(シヨウハイ)を

は  すこぶ るせいみょうにして   しょうはい を


多満ハりしと云

たまわりしという

(大意)

略

(補足)

「越中國」、今の富山県全域。古名。こしのみちのなか。

「新川郡亀谷村」、富山県(越中国)にあった[新川郡](のちの[上新川郡]、現・富山市大山地区)に存在した村。

「鍬鎌ホ」、この「ホ」はもちろん「等」。

 大日本物産図会は、明治10年(1877)に開かれた第1回内国勧業博覧会に際して全国各地の物産品を紹介した図絵ですが、この画の左端に花瓶を箱詰めしていて、その箱に「博覧会出品」と読めます。

 巨大な花瓶には青龍が、その視線の先にはザンバラ髪(ほんとにただ切っただけというボサボサの感じがうまい)の職人がいて、指差しにらみあっています。その向かいの職人は七三分けの整った顔だちの成年風職人、右手に金槌、左手に鏨(タガネ)。

 のれんに「や」、「屋」がありますが、これでは通りからみたら逆さ文字になってしまいます。

 

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