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(読み)
肥前 伊万里陶 器造 図一
ひぜんいまりとうきづくりずいち
肥前 國 伊万里焼 ハ本 朝 ニ尤 上
ひぜんのくにいまりやきはほんちょうにもっともじょう
品 と須就中 大河内 三河内 より
ひんとすなかんずくおおかわちみかわちより
出る物 上 等 也 此 焼 物 尓用 る土 を
でるものじょうとうなりこのやきものにもちいるつちを
志ら土 と云 て泉 山 より出て其 性 甚 多゛
しらつちといいていずみやまよりでてそのせいはなはだ
堅し擧(ゲン)のふを以 て打 可き金 杵
かたし げん のうをもってうちかきかねきね
尓て是 をつ起末 粉 と奈して他 の土
にてこれをつきすえこなとなしてほかのつち
二三 種 合 せて溜 池 尓漂(ヒタ)しよく
にさんしゅあわせてためいけに ひた しよく
和し多るを飯籬(イガキ)尓てこし外 の溜
わしたるを いがき にてこしそとのため
池 尓うつしよく澄(スミ)て浮(ウキ)多るものを
いけにうつしよく すみ て うき たるものを
揚(アゲ)て素(ス)やきの釜 尓ぬりて乾(カハカ)し
あげ て す やきのかまにぬりて かわか し
再 び清 水 尓調和(テウクワ)し粘和(コネ)て工 人
ふたたびせいすいに ちょうわ し こね てこうじん
尓与(アタ)ふ是 まで婦人 の所為(シワサ)也
に あた うこれまでふじんの しわざ なり
(大意)
略
(補足)
「肥前」、『佐賀県と壱岐(いき)・対馬を除く長崎県に当たる』。
付箋が3枚、右から「シラ土ヲ溜池ニ入ル」、「澄シタル土ヲ揚る図」、「土ヲコネル図」、「?噐ヲ拵ル図」。
「飯籬」は辞書にありませんでしたが「籬」はあって『まがき【籬】① 竹・柴などを粗く編んで作った垣。ませ。ませがき。② 遊郭で,見世(みせ)と入り口の落ち間とのあいだにある格子戸』。
左端の轆轤(ろくろ)を使っている職人さん、ボタン付きのYシャツ姿、明治です。
奥の部屋では商談がすすんでいるよう。
働く御婦人たち、鉢巻あり、泥棒かぶりあり、頬かむりありといろいろでおもしろい。


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