2026年10月21日水曜日

手品獨稽古その3

序文 同志社大学デジタルコレクション所蔵

(読み)後半

空 耳轟  具雷 電 能。手 段  盤山 も海 登那る。楚能種 々 の傳

そら とゞろ 奈る可ミ  し由多゛ん    うミ      いろ\/ でん

そらにとどろくなるかみの しゅだ んはやまもうみとなる そのいろいろのでん


法 越。毛ら左須゛残 左須゛阿希゛多連者。何 天毛自在 の此 小 冊

本ふ       のこ              じさい   せ うさつ

ぽうを もらさず のこさず あげ たれば なんでもじざいのこのしょうさつ


於子左満可゛多能御蔵 書 尓盤。是 尓増 多るも能あ羅じ。と

        ござうしよ   これ まし

おこさまが たのごぞうしょには これにましたるものあらじ と


自  ら誇  天加具能ごとし

ミつか 本こつ

みずからほこってかくのごとし


楳 亭 漁 父誌

ばいていりょふしるす

(大意)

 空に轟く雷も、手品の仕掛けで山も海となる。それらいろいろ伝わる種明かし、もらさず残さずご覧に入れよう。さすれば何でも自在にできようぞ。この小冊子、お子様方のご蔵書に、これにまさるものはあるまいと、自らこのように自慢している次第。

楳亭漁父誌

(補足)

 毛筆でというより、硬筆でくずし字をスラスラっと書いたようで、とても読みやすいし、くずし字のかたちもよくわかります。彫師も腕がよいのでしょうね。字がきりりとひきしまっています。

 名前の最後の一文字、「傘」のような「金」の縦棒を長くしような印はさて?縦棒の左右に「可本」「ゐ」と読めますが、これもさて?花押。それとも「全(まったし)」?

う〜ん🤔・・・

 

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