P9_1 同志社大学デジタルコレクション所蔵
(読み)
◯火(ひ)婦き多゛るま能傳
ひ ふきだ るまのでん
かやの可王共(とも)尓志ん尓て外(そと)をバ
かやのかわ とも にしんにて そと をば
お可゛くず尓てよくねり可多めくち尓
おが くずにてよくねりかためくちに
すこしあ奈をあけ志りをやけバ
すこしあなをあけしりをやけば
けふりを吹(ふく)その先(さ起)へ火をともすべし
くむりを ふく その さき へひをともすべし
(大意)
○火吹達磨の方法
茅の皮と共に芯を入れその外側を
おがくずでよく練り固め、口に
少し穴を開けて、尻を焼けば
煙を吹く。その先へ火をともすとよい。
(補足)
何度も読んだのですが、どうもこの仕掛けがよく理解できません。頭がすっかり固くなってしまったジジイ、両手でもみしだきます。そうしたらハッと、まさかとはおもいましたが、煙管に仕掛けがあるのではなく、だるま自体が仕掛けなのだろうと、それしかありえぬ、と気づきました。
こういうことでしょうか。だるまを練り固めたおがくずでこしらえて、口に少し穴をあけ、だるまの尻を焼くと、穴から煙がでてくるので、そこへ煙管をさしてその先っちょへ火をつける。うん、これならなんとなく手品らしい。だるまそっくりを作るのだと思います。
ところで、この達磨、(その4)で手品師が左手に持ち上げているのがこれでした。「達磨尓煙越婦可世類」とありました。
