P111 「船橋市西図書館所蔵」「画像の無断ダウンロード禁止」
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(読み)
但 馬 國 柳⺮考䇭(ヤナギコヲリ)製 圖
たじまのくに やなぎごおり せいず
柳⺮考䇭(ヤナギコヲリ)ハ城ノ嵜 郡 豊
やなぎこおり はきのさきぐんとよ
岡 より多 く出須柳 乃
おかよりおおくだすやなぎの
枝 を細割(コマカク)し晒(サラ)して行 李
えだを こまかく し さら してこうり
を編(ア)ミ或 ハ葛篭(ツゝラ)弁 当
を あ みあるいは つづら べんとう
い連畄を作 るそ能精
いれるをつくるそのせい
強(ツヨク)して遠地(トヲク)啓行(モチハコビ)の用
つよく して とおく もちはこび のよう
に供(くう)す至(い多つ)て便(ベン)用 を奈
に ぐう す いたっ て べん ようをな
すものなり
すものなり
(大意)
略
(補足)
「但馬國」、『兵庫県北部に相当。但州(たんしゆう)』。
「行李(こうり)」ではなく「⺮考䇭(コヲリ)」となっていて、フォントがありません。「栲䇭」(こうろう)、竹や柳の枝を編んで作った入れ物(かご)を意味する言葉はありました。
「柳行李」、『こうり かう―【行李・梱】〔「行李」は使者の意〕① 竹または柳などで編み,衣類や旅行用の荷物などを入れるのに用いるかぶせ蓋(ぶた)つきの入れもの。こり』。店の看板にも同じ漢字が記されています。
この画をひとめみて最初に目がいくのが、右の通行人の洋傘です。なので当時もきっと目をひいたはず。二番目は中央店内のガラス戸、かなり珍しかったはず。ガラスをとおして見えている部分は色調を変えています。
のれんにあるひし形の意匠は「広重」の「ヒロ」。どうなっているかわかりますか?
行李はわたしが子どもの頃はごく普通に使われていました。使い込めば使い込むほどツヤツヤしてきて大切にしたものです。もうほとんど目にしません。


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