2026年8月12日水曜日

大日本物産圖會その52

P52 国立国会図書館デジタルコレクション蔵 

P52_1

(読み)

同 北 湊  ヨリ輸出  之圖

どうきたみなとよりゆしゅつのず


幾(いく)百万(ひやくまん)能蜜柑(ミ可ん)越山畑(者多)よ

  いく    ひゃくまん の   みかん をやま ばた よ


里摘(とり)来(き)多り廷中(ていち う)尓天

り  とり   き たり   ていちゅう にて


大 小  越撰(ゑらミ)天箱(者こ)尓収(おさ)めて

だいしょうを  えらみ て  はこ に  おさ めて


家々(いへ\/)の印(しるし)越うつし北港(本くこう)

   いえいえ の  しるし をうつし   ほっこう


の波戸場(者とバ)へ輹(ふく)淃(そう)し其(その)

の    はとば へ  ふく   そう し  その


箱(者こ)越累積(るいせ起)春ること山

  はこ を   るいせき することやま


能ごとく皆(ミ奈)小舩(ぶ年)尓積(つミ)

のごとく  みな こ  ぶね に  つみ


天地(ち)の嶋(し満)尓掛(可ゝ)る蒸気(じやうき)

て  ち の  しま に  かか る   じょうき


阿るひハ大舩(ふ年)尓積(つミ)て諸(しよ)

あるいはおお ぶね に  つみ て  しょ


國(こく)尓い多゛須

  こく にいだ す

(大意)

(補足)

「同」、紀伊国。

「北湊(きたみなと)」、地元の観光案内のパネル(無許可で使用。ゴメンナサイ)。 

 場所はここの赤印。


  北湊での積み出しは河口なので、大型の蒸気船は入れなくて小舟に小分けにして、右奥の赤札「地ノ嶋」で積み込みます。大型船が直接、港や埠頭に横付けするにはもう少し時代がくだらないとできませんでした。

 それにしても、なんとも莫大な蜜柑の量。詞書きの背景はここでも蜜柑色。

 昨日の「紀伊國密柑山畑之圖」のところでのせるべきでしたが、今日この図を見つけましたので、ここに紹介しておきます。 

 ほとんど同じ構図です。「大日本物産図会」を出版するにあたって、それまでの古今の書籍にあたっているのがわかります。

 

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