2026年8月6日木曜日

大日本物産圖會その46

P46 国立国会図書館デジタルコレクション蔵 

P46_1

(読み)

備 後 國 畳  表  ヲ製 圖

びんごのくにたたみおもてをせいず


藺(ヰ)は六 月 芟(カリ)とりて後 その根

  い はろくがつ  かり とりてのちそのね


より生  じ多る新 芽(メ)を秋 尓

よりしょうじたるしん  め をあきに


至(イタ)りて他(ホカ)の田尓うつし度 々 肥(コヤシ)を

  いた りて  ほか のたにうつしたびたび  こやし を


入 て翌(ヨク)六 月 土用 過 尓芟 とる也

いりて  よく ろくがつどようすぎにかりとるなり


さて土中  尓穴 を本りて右 の藺

さてどちゅうにあなをほりてみぎのい


尓白 土 を水 尓和しその内 尓て

にしろつちをみずにわしそのうちにて


度 々 すりこミ日尓さらし長

たびたびすりこみひにさらしちょう


短 をえらびふめ糸 を経 糸

たんをえらびふめいとをたていと


として機(ハタ)尓可けており上ケ

として  はた にかけておりあげ


立 毛を去り天壱 枚 づゝ

たちげをさりていちまいずつ


白 つちをふりてよくすり

しろつちをふりてよくすり


込ミ荷つく里をして諸

こみにづくりをしてしょ


国 尓い多゛す也

こくにいだ すなり

(大意)

(補足)

「備前(びぜん)」、岡山県南東部。「備中(びっちゅう)」、岡山県西部。「備後(びんご)」、広島県東部。

「ふめ糸」、『畳表(たたみおもて)の「経糸(たていと)」とは、い草を固定して織り上げるための縦方向の糸のことです。「ふめ糸(踏め糸)」は、古くからの文献や地方の製織用語において、畳表を織る際に使われる経糸(またはその一種、あるいは足踏み機で操作する関連の糸)を指す表現として使われてきました』。『緯糸(よこいと):表面に並ぶい草。経糸(たていと):い草をしっかり留めるための縦糸。素材の違い:綿糸(めんし)、麻糸(あさし)、マニラ麻(麻の一種)などが使われ、麻糸のほうが太くて丈夫なため、たくさんのい草を深く織り込めます』。

 左の二人の御婦人が機織りしてます。経糸に緯糸である藺草を差し込んで一枚にしていきます。なぜか右側では台の上で畳表に縁を取り付けていてこれが子どものころ見ていた職人さんの仕事風景、左肘で縫い込んだところをグイっグイっとこすりつけます。右手にはぶっとい畳針がみえます。プハ〜ッてやるやかんがないなぁ。

 画の発色がいいですね、鮮やかです。俵に入れて締め込んでいる職人さんの半纏に何か屋号のようなものがありますが、さてう〜ん🤔・・・。

 

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