P13 東京都立中央図書館特別文庫室所蔵
(読み)
波 山
者゛さん
ば さん
深 藪 のうちに生 じ
ふ可きやぶ せ う
ふかきやぶのうちにしょうじ
常 に口 より火を吐 天
つね くち ひ 者き
つねにくちよりひをはきて
夜ゝ 飛行
よ\/ひ个゛う
よよ ひぎょう
春と楚゛
すとぞ
(大意)
波山
深い藪の中に現れ
常に口より火を吐き
夜ごと飛び回るという
(補足)
「波山」の振り仮名がぼけていてよくわかりません。
鶏といえば伊藤若冲がすぐにおもいうかびますが、この絵の作者は意識したかどうか?
片足をあげて鶏の動きを出す工夫や毛並みなども背中・腹・首周り・尾などそれなりに描きわけています。常に火を吐いているのは実は長い舌かもしれません。とさかが白くて顎までいれると、白い十字架のように見えなくもない。
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