2018年12月9日日曜日

変事出来二付心得覚記 その24




 P.7 最初〜4行目まで。「飯能市立博物館所蔵」「平沼家文書」

(読み)
新 立 江戻り 、名主 瀧 之助 殿
しんだてへもどり、なぬしたきのすけどの

外 村 役 人 一 同 評  議、是 ゟ 飯 能 迄
ほかむらやくにんいちどうひょうぎ、これよりはんのうまで

出向 差 留 引 戻 し可申   談 事二
でむきさしとめひきもどしもうしべくだんじに

相 成 候   、
あいなりそうろう、


(大意)
新立(町田家)へ戻り、名主の瀧之助殿
ほか村役人全員で話し合った。これから飯能まで
出かけ彼らを押し止め引き戻そうという結論になった。


(補足)
 鍛冶屋橋あたりで途方にくれている村役人達、
気を取り直して、夜道を約2km、新立(町田家)まで戻ります。

 この4行も、大変に読みやすくきれいなくずし字が続きます。
どの字もすでに何度か出てきているようにおもいます。


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