2018年12月29日土曜日

変事出来二付心得覚記 その44




 P.14 最初〜2行目まで。「飯能市立博物館所蔵」「平沼家文書」

(読み)
御同 道 と申  事 二付 、茶 内 才 次郎 ・紋 二郎・
ごどうどうともうすことにつき、ちゃないさいじろう・もんじろう

茂左衛門 ・新 左衛門 ・唐 竹 者 と壱 人心  得申  候
もざえもん・しんざえもん・からたけものとひとりこころえもうしそうろう


(大意)
一緒にと言うので、茶内の才次郎・紋二郎・
茂左衛門・新左衛門・唐竹者ともうひとりのものたちとであった。


(補足)
この頁もきれいです。

 いよいよ下名栗村まで押し寄せてきそうだとの知らせをきき、
村役人たち10名以上で鍛冶屋橋近辺で見張ることになりました。

「才次郎」の「才」が難しい。「郎」は次の「紋次郎」の「郎」とは異なっています。

「茂左衛門」「新左衛門」はきれいでわかりやすい。「唐竹」が読めません。「竹」は右側に「、」がないのですが、くずし字にはしっかりとある。楷書で書くとないのにくずすと点がつく字が多いです。

「心得申候」、ここは自身をもって読めます。

「茶内」「かじや橋」「唐竹」の位置は以前の投稿の地図で示してあります。


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