P.13 9行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵」「平沼家文書」
(読み)
夫 ゟ
それより
下 名栗 江十 六 日 、只 今 下 筋 与り
しもなぐりへじゅうろくにち、ただいましもすじより
掛 合 参 り候 由 申 来 り、槙 下 森 太郎
かけあいまいりそうろうよしもうしきたり、まきしたりんたろう
下拙 宅 へ参 り、軍 蔵 殿 ・清 八 殿 も下モヘ
げせつたくへまいり、ぐんぞうどの・せいはちどのもしもへ
参 り、下拙 二も出向 様 二と事 二付 、かじや橋
まいり、げせつにもでむきようにとことにつき、かじやばし
迄 参 り候 処 、以づ連新 立 迄 参 り候 間 、
までまいりそうろうところ、いずれにったちまでまいりそうろうあいだ、
(大意)
それから、
下名栗へ16日、今下筋より掛け合いに来るだろうとのことを、槙下森太郎が
拙宅へ来て伝えた。軍蔵殿・清八殿も下へ
行き、わたしも一緒に行くようにとのことで、かじや橋
まで行ったところ、いずれ新立まで来るだろうから
(補足)
「下筋」、「筋」が「竹」冠が離れているので2文字にみえる。
「与り」、ここは合字「ゟ」ではない。変体仮名とひらがな。
「参り候由申来り」、「由申」が読みづらい。
「槙下森太郎」、ここで読めたのは「太郎」だけで、他は?。「森」ってこんなふうになるのですね。
「候処」、「処」はほとんど「m」。
「以づ連」(いずれ)、「以」は「竹」冠ににてます。
軍蔵殿・清八殿は何度か出てきましたが、槙下森太郎ははじめてです。
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