2018年12月15日土曜日

変事出来二付心得覚記 その30




 P.9 最初〜3行目まで。「飯能市立博物館所蔵」「平沼家文書」

(読み)
候   故 、銘 々 家内 探 索 仕    候   処  、多
そうろうゆへ、めいめいかないたんさくつかまつりそうろうところ、た

人 数 在 宿  不仕    候   間  、驚   入 直 様 役 人 共
にんずうざいしゅくつかまつらずそうろうあいだ、おどろきいりじきさまやくにんども

不残  差 留 として追 欠 罷  越 候  得共 、
のこらずさしとめとしておいかけまかりこしそうらえども、


(大意)
それぞれが家のなかを探したのですが、多くの
農民たちが村内にはいなかったので驚き、すぐに役人たちは
全員で彼らを押し止めようと追いかけました。しかし


(補足)
「候故」、「故」とわかるとなるほどと読めますが、これだけ見ると?。候の次にきていることから類推しました。
「銘々」、「釒」が読めない。
「探索」、「索」が難しい。

「在宿」、「在」が読めません。
「驚」、「敬」と「馬」の二文字のように見える。「驚入」は頻出で「入」が読めるのでそれをもとに読めます。
「直様」、「直」は部品としても頻出です。「ホ」+「一」。

「不残」、ここの「不」と前行の「不仕」が異なります。
「として」、正確には「登し天」でしょうか。
「罷越」、「越」が「誠」に見えてしまいます。


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