2024年12月3日火曜日

江漢西遊日記一 その20

P23 東京国立博物館蔵

P24

(読み)

大田侯醫官贈詩文

夫天雷者以夏鳴矣人者以才鳴也其

所以鳴雖不同然所以成名者一也今

江漢先生者者以丹青之術鳴干東都

也亦善干音律其玄妙豈誰可比哉

今玆戊申夏五月先生為窮画工之

神妙遥踏海嶽万里之雲路自欲

P24

游崎陽之客館也余又陪従駿城副

衛之駕今也有此地也干時先生

崎陽羈旅之暇日爰留藜杖(ツエ)也

偶為傾蓋者欣然而如有旧笑

談頗洗腹胃也余雖不肖感

其風流奇骨之仙謾賦巴詩巴一章

以呈先生之机下請有一笑幸

也天下一知東武人画工神妙也

方真風流自是懐中璧堪羨徳

光海内新 右 阿資東順艸


(大意)DeepL翻訳にまかせてみました。

大天侯先生の詩

夏の空に雷が鳴る

人間はその才能で鳴らす

その音の理由は違っても

しかし、その名声の理由は同じである

今、江漢氏は

東都の画家として知られるジャンハン氏。

音楽やリズムも得意

繊細さでは誰にもかなわない。

今年の夏の5ヶ月目。

江漢さん、絵画の芸術を使い果たすために

彼は何千マイルもの雲上の道を旅してきた。

彼は崎陽軒のゲストハウスに行きたがった。

崎陽軒のガードマン代理に同行した。

今日もここです。

崎陽軒を旅していた自由日に、キヌアスティックを預けたことがある。

ここにキヌアスティックを置いてきたんだ。

スタッフを置いてきました

昔みたいでよかった。

また会えたね 笑うとすがすがしいね

いい人ではないけれど

不肖ながら、その風格と骨格に感服。

あなたのために詩を書きたい

あなたに贈ります

笑っていただけてうれしいです。

世界は東武ただ一人を知っている

その芸術性は精妙であるばかりでなく、真実でもある。

私はいつもホワイティングで一番です

世の中の新しい徳の光がうらやましい

 右、味戸俊艸

DeepL.com(無料版)で翻訳しました。

(補足)

 日記の方は区切りも何もなくてベタですけど、区切りをつけるとこのようになってました。

大田侯醫官贈詩文

夫天雷者以夏鳴矣

人者以才鳴也

其所以鳴雖不同

然所以成名者一也

今江漢先生者者

以丹青之術鳴干東都也

亦善干音律

其玄妙豈誰可比哉

今玆戊申夏五月

先生為窮画工之神妙

遥踏海嶽万里之雲路

自欲游崎陽之客館也

余又陪従駿城副衛之駕

今也有此地也

干時先生崎陽羈旅之暇日

爰留藜杖(ツエ)也

偶為傾蓋者

欣然而如有旧

笑談頗洗腹胃也

余雖不肖

感其風流奇骨之仙

謾賦巴詩巴一章

以呈先生之机下

請有一笑幸也

天下一知東武人

画工神妙也方真

風流自是懐中璧

堪羨徳光海内新

 右 阿資東順艸


 DeepL翻訳と一行一行が対応しています。

翻訳がどこか現代風の軽い文章になっているのが、ちょっと笑えます。

 この当時は、こんな風に即興で漢文の詩で自分の気持ちをササッと表現できる人が全国津々浦々にたくさんいたのでしょうね。

 ここでは太田侯の医官が詩を贈っていますが、江漢の周りにいる町民の民度の高さがすごいなとおもいます。


 

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