P7P8 国立国会図書館蔵
(読み)
そのむ可し金 むら
そのむかしかねむら
ヤ金 びやうへなれハ
やきんびょうえなれば
その名をとりて
そのなをとりて
志よ人 きん\/
しょにんきんきん
セんせいと毛て
せんせいともて
者やしける
はやしける
P8
手代 源 四郎
てだいげんしろう
げいしやを
げいしゃを
よびあつ免て
よびあつめて
きん\/
きんきん
セんせい
せんせい
をそゝ
をそそ
奈可す
なかす
(大意)
その昔、金村屋金兵衛であったので、その名をとって人々は金々先生ともてはやした。
手代源四郎、芸者を呼び集めて金々先生をおだてそそのかした。
(補足)
「毛て者やし」「そゝ奈可」された金々先生、立膝に脇息にもたれ盃をあけて、いたってくだけた様子。男女ともに立膝は江戸時代の絵をみるとよく見られる姿勢で、今ほどお行儀が悪いといわれることもなかった感じです。もちろん家の中やくだけた場所だけでしょうけど。
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