P27P28 国文学研究資料館蔵
P27
(読み)
すて多る
すてたる
きん\゛/
きんぎん
せけんの
せけんの
可年とひと
かねとひと
か多まり二
かたまりに
奈りて者゛い
なりてば い
まし二奈りて
ましになりて
とび可へり
とびかえり
けれバいまハ
ければいまは
うち尓も
うちにも
多ちきり
たちきり
可゛多く
が たく
ふう婦
ふうふ
もろとも
もろとも
志由つ本゜んして
しゅっぽ んして
のやまも
のやまも
王可ず
わかず
あるきし
あるきし
ところへ
ところへ
(大意)
捨てた金銀が、世間の金といっしょになり、倍増になって飛んで戻って来たために、今では家にいても、金銀との縁を断ち切ることは難しくなってしまい、夫婦そろって出奔した。野山やどこでもへと歩いていると、
(補足)
萬々は数人に囲まれ何か嫌がる仕草、妻はおいおい泣いてます。さて、どうしたことか?
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