P19 国文学研究資料館蔵
(読み)
このころ大 あめ
このころおおあめ
ふり徒ゞき
ふりつづき
川 \/も
かわかわも
徒可へ
つかえ
けれバ
ければ
志者゛らく
しば らく
里与
りょ
志由く二
しゅくに
とう
とう
里 うの
りゅうの
うち
うち
この大 あれ二
このおおあれに
可い於ゐ多る
かいおきたる
こめ
こめ
一 ど二
いちどに
ね可゛
ねが
あ可゛
あが
つて
って
もう
もう
け多る
けたる
よし
よし
志よ
しょ
じやう
じょう
つき
つき
ける
ける
(大意)
この頃、大雨が降り続き、川々も川止めになってしまい、しばらく旅宿に逗留していると、この大荒れの天候で買い置きしてあった米が一度に値が上がって儲けたという書状が届いた。
(補足)
旅宿に逗留しているので、仕切りの衝立のうらには荷物がまとめられています。またふすまもそれらしくみせるために少しずらして描いているところがなかなか。その奥の部屋の桶はなんでしょうか?
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