P27P28 国文学研究資料館蔵
(読み)
さき尓
さきに
可り多る
かりたる
ひと\゛/
ひとびと
いまハ
いまは
可年もちと
かねもちと
奈り
なり
可り多る
かりたる
金 二利二
かねにりに
里をそへて
りをそえて
P28
もちき多り
もちきたり
むりむ多い二
むりむたいに
へんさい
へんさい
せんとて
せんとて
多つミ
たつみ
あ可り二
あがりに
奈り
なり
可年を
かねを
於つ
おっ
つける
つける
(大意)
以前にお金を借りた人々がいまは金持ちとなって、借りたお金に利息を十分にうわのせして持って来た。萬々におかまいなく無理矢理に返済しようと荒々しく金を押し付けた。
(補足)
「多つミあ可り」、『たつみあがり 【辰巳上がり】
① かん高い声を出すこと。「―なる高咄し」〈浮世草子・日本永代蔵•3〉
② 言動の荒っぽい・こと(さま)。「―になり,金をおつつける」〈黄表紙・莫切自根金生木〉』
萬々夫妻は旅装束、萬々はかっぱをはおり脚絆に草履、左手には三度笠のようなものがみえます。妻は上っ張りを引っ掛けています。旅につきものの振り分け荷物がみあたりませんがさて🤔
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