P20 国文学研究資料館蔵
(読み)
奈んでも多可い本うへ
なんでもたかいほうへ
於とす可ら
おとすから
ぎ里やう一者゛い
ぎりょういちばい
徒可゛も奈く
つが もなく
多可゛く
たか く
つも里やれ
つもりやれ
入 ふ多の
いりふだの
ぎで
ぎで
ござり
ござり
ます
ます
可ら
から
ずいぶん
ずいぶん
もう
もう
ける
ける
やう二
ように
つ
つ
もり
もり
まし多
ました
(大意)
(萬々)「なんでもよいから高い方へ決めるので、精一杯とんでもなく高く見積もってくれ」
(請負人)「入札の決め事でございますから、できるかぎり儲けるように見積もりました」
(補足)
「徒可゛も奈く」、『つがもな・い(形)《文ク つがもな・し》〔「つがなし」を強めた語。近世語〕
① 途方もない。とんでもない。ばかばかしい。「はあ―・い,私は大坂者,半七が叔母で御座りんす」〈浄瑠璃・長町女腹切•上〉』
かすれてわからないところも多く、いろいろ資料文献にあたって調べてなんとか。
請負人の脇にあるのは煙草盆?、切り株or木の瘤を加工したようなおしゃれな一品。
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