2024年7月9日火曜日

莫切自根金生木 その34

P20 国文学研究資料館蔵

(読み)

志よせん

しょせん


ひと

ひと


とふり

とうり


でハ

では


志ん代

しんだい


もま王る

もまわる


まじと

まじと


くつと

ぐっと


ちへを

ちえを


めぐらし

めぐらし


三本の

みほの


松 原 の

まつばらの


まつを

まつを


本らせ

ほらせ


ゑど

えど


まで

まで



うん

うん


ちん

ちん


可れ

かれ


これ

これ


この

この


いり

いり


やう

やう


でハ

では


よもや

よもや


かね


も奈く奈り

もなくなり


そふ奈ものと

そうなものと


まづ大 ぜいうけ於い

まずおおぜいうけおい


尓んをあつめ

にんをあつめ


いれふ多゛をさせる

いれふだ をさせる

(大意)

 しょせん、このような普通のやり方では、身代も使い尽くせないだろうと、ぐっと知恵をめぐらし、三保の松原の松を掘らせ江戸まで運ばせれば、運賃やあれやこれやと費用もかかり、これなら金もなくなりそうなものと、まず大勢の請負人を集め、入札をさせた。

(補足)

 旅から戻ったようで、今度は請負人3名(右端の人は右手に入札状を手にしている)と敷居をまたいでの入札懇談中。

 萬々は按摩に肩をもんでもらい、旅の疲れをとっているのか?

 

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