P25P26 国文学研究資料館蔵
(読み)
ウン\/ ウン\/ ウン\/
うんうん うんうん うんうん
可年のう奈るこへを
かねのうなるこえを
者じめてきい多可
はじめてきいたが
奈る本どウン\/といふの
なるほどうんうんというの
於ふごん可゛
おうごんが
まじつて
まじって
くるハ多゛ん奈ハ
くるはだ んなは
大 ごんまり
おおごんまり
多゛ろう
だ ろう
むせ う二
むしょうに
やきミそを
やきみそを
P26
や可せる可゛
やかせるが
いゝ
いい
ウン\/ ウン\/ ウン\/ ウン\/\/
うんうん うんうん うんうん うんうんうん
(大意)
ウンウン、ウンウン、ウンウン
「金のなる声をはじめて聞いたが、なるほどウンウンというのぉ」
「黄金がまじって飛んでくるのは、旦那はおお困り(おおごん)だろう」
「どんどん焼き味噌を焼かせるがいい」
ウンウン、ウンウン、ウンウン、ウンウンウン。
(補足)
「やきミそをや可せる」、焼き味噌は贅沢品で、焼き味噌を焼くと金が逃げるといわれた。
ウンウンやう〜んとうなるのはうなり声のひとつですが、「金がうなる」は中国の故事であるそうです。
ところで屋根に登っている3人、なんで裸なんでしょうか?
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