P16 国文学研究資料館蔵
(読み)
て うど
ちょうど
金 川
かながわ
どまりで
どまりで
よう
よう
ござりませ う
ござりましょう
可奈川 ハ
かながわは
可年のゑん可゛
かねのえんが
うるさい可ら
うるさいから
日高 でも
ひだかでも
川 さ起へ
かわさきへ
とま
とま
ろふ
ろう
此 用
このよう
於金 を
おかねを
つけると
つけると
申 ハ
もうすは
むまの
むまの
多め尓
ために
御き
ごき
とう二
とうに
奈り
なり
ます
ます
四五十 里も
しごじゅうりも
多ゞ御於王せ
ただおおわせ
奈されてく多゛さりませ
なされてくだ さりませ
(大意)
(手代)「ちょうど金川(神奈川)泊まりでよろしいのではございませんか」
(萬々)「かな川は金の字がついて縁起が悪いから、まだ日は高いが、川崎へ泊まろう」
(馬子)「このようにお金を背負わせるということは、馬のためのご祈祷になります。四五十里も、ただで背負わせてくださりませ」
(補足)
かすれていて読みにくい、読めないところが何箇所もあります。ネットや文献にあたって調べてなんとか・・・
馬子にただでよいといわれて、萬々散財又々失敗。
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