2024年3月18日月曜日

九替十年色地獄 その52

P24P25 国文学研究資料館蔵

P25

(読み)

ぢま王りの

じまわりの


げ多やきをつけ

げたやきをつけ


こ川ち可らすへ

こっちからすへ


ぜんていろ男  の

ぜんでいろおとこの


ちやづけめしを

ちゃづけめしを


く王ふ可゛それを

くおうが それを


むりといふでハ

むりというでは


奈ひ志多可゛

ないしたが


ミの多め尓

みのために


奈る

なる


まひそや

まいぞや

(大意)

地廻りの下駄焼き(味噌)をつけ、こっちから据え膳で、色男の茶漬飯を食おうが、そんなことはどうでもよいのだよ。しかし、身のためにはなるまいと言っているのだ。

(補足)

 この部分のひっかけの地口はチンプンカンプン。というかこの部分の女将さんの野菜・食い物づくしの意見は、何をどうひっかけているのかを考えてようやくわかる(わからないかも)地口のようで、ジジイのわたしの浅薄な知識では太刀打ちできません。

 

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