P16P17 国文学研究資料館蔵
P16
(読み)
小まものや
こまものや
「王多し
わたし
可゛本んの
が ほんの
すいぎ う
すいぎゅう
て於まへ尓
でおまえに
かし
かし
多可゛
たが
べ川
べっ
可う
こう
可多可゛つきませぬ
かたが つきませぬ
ぞう
ぞう
げそん
げそん
奈こ川
なこっ
ちやァ
ちゃぁ
らちやァ
らちゃぁ
あくめへ
あくめぇ
(大意)
小間物屋「わたしがほんの水牛(粋筋(すいすじ))で、お前に貸したが、鼈甲(まったく?)方がつきませぬ。象牙(どうせ)そんなこっちゃあ、らちぁ、あくめぇ」
(補足)
この場面ではセリフの話し手がかかれています。小間物屋は高価な水牛・鼈甲・象牙の借金催促を地口にのせて、とりたてます。鼈甲の部分が何を洒落ているのかがわかりません。
0 件のコメント:
コメントを投稿