P23 国立国会図書館蔵
(読み)
「可ご尓のりつめも
かごにのりづめも
多いき奈もの多゛
たいぎなものだ
ちつとあるいて
ちっとあるいて
やすまふ
やすもう
「てめへ多ちハ
てめえたちは
く多ひれハ
くたびれは
せぬ可
せぬか
その
その
可ハり
かわり
いき多
いきた
可つ本を
かつおを
く王
くわ
せるぞ
せるぞ
「多ん奈
だんな
もし
もし
ゑのしまハ
えのしまは
ゑひすや尓
えびすやに
奈され
なされ
まし
まし
(大意)
「駕籠に乗りっぱなしも疲れるものだ。ちっと歩いて休もう。
「手前たちは疲れはせぬか。そのかわり、生きた鰹を食わせるぞ。
「ねぇ旦那、江ノ島は恵比寿屋になされまし。
(補足)
江の島の恵比寿屋を調べてみると現在も営業していました。きっと生きた鰹も食べることができるとおもいます。
通し駕籠とはいえ、江戸芸者を連れての旅ですから、江の島鎌倉までは江戸からのんびり2,3日の旅だったでしょうか。
わたしの初めての海水浴は江の島でした。そして迷子になったのも江の島の浜でありました。
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