表紙 国立国会図書館蔵
(読み)
桃太郎一代記
もゝ多らういち多゛いき
(大意)
略
(補足)
ラベルを貼ってあるところに鬼ヶ島の館の赤い門がみえます。その奥には館の屋根もいくつかのぞめます。
桃太郎は口をムの字にして(阿形)、助けてくれーと叫び逃げる赤鬼の口(吽形)は大きく開いています。桃太郎の左拳は赤鬼を殴ったところなのか首根っこを押さえているのか、右腕は拳を硬く握りしめ今まさに振り下ろさんとする勢い。赤鬼のへそは大きな女郎蜘蛛のよう。
桃太郎の袴の網目の入った四角い部分は拡大してみると、非常に細かく網戸の網目の何倍も細かく、まったくつぶれていません。銅版画のなせる技。木版でもできるでしょうけれど一冊3銭では難しい(はず)。
書店に並べば手が出る表紙であります。
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