2022年8月19日金曜日

花咲ぢヾい(木村文三郎) その13

P10後半 国立国会図書館蔵

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(読み)

可連き尓者奈をさ可せるもの奈りと申

かれきにはなをさかせるものなりともうし


あぐる尓さ可せてミろとのお本せ尓

あぐるにさかせてみろとのおおせに


可のう春の者いをまけバ可連きハこと\゛/

かのうすのはいをまけばかれきはことご と


く者奈ざ可りと奈り多りよくふ可又Ⅹ

くはなざかりとなりたりよくふかまた


(大意)

枯れ木に花を咲かせるものですと申し

上げると、咲かせてみよとおっしゃり

例の臼の灰をまくと、枯れ木はことごとく

花盛りとなったのでありました。

欲深(じじい)はまた


(補足)

 文章に読みにくいところはなさそうです。

色がついてないせいもあるかもしれませんが、もう少し華やかさがほしい場面であります。灰をまくじいさま、もうちょっと微笑んでくださいな。

 

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