2022年8月21日日曜日

花咲ぢヾい(木村文三郎) その15

P12前半 国立国会図書館蔵

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(読み)

Ⅹひ起おろされおと可゛めを

 ひきおろされおとが めを


可うむり多りせ うぢ起ぢゝいハ

こうむりたりしょうじきじじいは


およびい多゛しお本めのうへいろ

およびいだ しおほめのうえいろ


\/い多ゞき由く春ゑ者ん

いろいただきゆくすえはん


じやう奈し多連バ可奈ら春゛

じょうなしたればかならず


(大意)

引き下ろされお咎めを

うけました。正直爺さんは

呼び出されお褒めの上、いろいろ

いただきその後は楽しく

栄えました。ですから

絶対に


(補足)

文意をさぐりながら読まないと、「ろ」「と」変体仮名「可」「う」「り」「ら」などはかたちがにているのでやっかいです。

 県令様が腰掛けている床几のようなものは全頁でもありましたが、長持ちを運ぶための棹をたてかけてよりかかれるようにしたものなのでしょうか。一行4人の顔がみな同じようなのが笑えます。

 

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